新車165万円から! トヨタの「めちゃ“お手頃”コンパクト」がスゴい! 5ナンバーサイズにリッター36kmの「圧倒的低燃費」×「6速MT」も設定! 「ヤリス」発売5年でもなお人気な理由とは
トヨタの人気コンパクトカー「ヤリス」は2025年で発売から5年を迎えます。2025年2月には一部改良を経て発売されている同車は、どのような特徴があるのでしょうか。
圧倒的低燃費を実現!トヨタ「ヤリス」ってどんなクルマ?
トヨタ「ヤリス」シリーズは日本自動車販売協会連合会が発表している「車種別登録台数」で、常に上位に位置する大人気モデルです。
なかでも中核となるのが5ドアエントリーハッチバックの「ヤリス」です。発売から5年が経過する同車は、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

ヤリスはもともと、1999年1月に「ヴィッツ」という名称で国内市場にデビューしました。
ヴィッツは3代に渡り日本国内で発売されて人気を博しており、海外でもヤリスという名称で展開されてきました。
2020年に4代目となる現行型へフルモデルチェンジが実施されるとともに、ヴィッツの名称を廃し、国内でもヤリスというグローバル名称に統一されています。
ヤリスのサイズは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm。
トヨタの国内ラインナップではかつて販売されていた「パッソ」が生産終了しているため、現在では“最小のコンパクトカー”となります。
グレードは上級モデルから順に「Z」「G」「X」を用意しているほか、クルマのサブスクサービス「KINTO」(キント)専用モデルの「U」がラインナップされています。
ヤリスはコンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマとして開発されました。
エクステリアデザインはコンパクトながらも、アクティブな走りを予感させる筋肉質なボディと鋭いまなざしが特徴です。
最上級のZグレードでは、デイライト機能がついたターンランプと、3灯式フルLEDヘッドランプを搭載。周囲からの優れた被視認性を確保しています。
リアデザインは全ランプにLEDを採用し、消費電力の低減に寄与。省電力とデザイン性を両立しています。
ヘッドランプと共通性を持たせたデザインで、後ろ姿に個性的な印象をプラスしています。
インテリアデザインはスムーズに運転操作ができるように、シート、ステアリング、シフトレバーなどを適切な位置に配置しています。
さらに、視認性に優れたメーター、上方に配置したディスプレイオーディオは、必要な情報を最小限の目線移動で確認できるようにレイアウトされています。
走行性能は「軽く、小さく、扱いやすく」をコンセプトに、プラットフォームを根幹とした車両づくり「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を、コンパクトカーとしては初採用しました。
これにより軽量かつ高剛性、低重心なボディを実現し、基本性能の大幅な向上を果たしています。
パワートレインは3タイプで、ベーシックな1リッター3気筒ガソリンエンジンに、効率がよくキビキビした走りが特徴の1.5リッター3気筒エンジンを設定。さらに1.5リッターのハイブリッドモデルも用意します。
特にハイブリッドモデルは、システム最高出力116馬力を発生させ、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモードで36.0km/Lの低燃費を実現しています。
駆動方式は1リッターモデルのみ2WDで、ほか2タイプは4WD(ハイブリッドモデルは電動の「E-Four」)を設定。トランスミッションはCVTを基本に、1.5リッターモデルでは現在の新車としては非常に希少になった6速MTも設定しています。
最小回転半径は4.8m。細い路地に入るときやUターン時、縦列駐車などの日常のあらゆるシチュエーションでスムーズに取り回せます。
先進機能はトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」(トヨタ セーフティ センス)を全グレードで標準装備しています。直進時の車両・歩行者検知機能や、交差点右左折時の対向直進車を検知する機能などが備わっています。
現在販売中のモデルは、2025年2月に一部改良が施されたもので、従来はメーカーオプションだった一部機能を標準設定にしました。
中でもエントリーモデルのXグレード(1リッターガソリン・CVT・2WD)には、ドアミラーヒーターやディスプレイオーディオ、スマートエントリー&プッシュスタートシステムが標準設定になり、日常での使い勝手や快適さがより高められています。
また、この一部改良に合わせて特別仕様車「Z”URBANO”」(ウルバーノ)が新設定されています。
特別仕様車は、ブラック加飾を施したトヨタマークやアウトサイドドアハンドル、グロスブラック塗装のアルミホイールなどを採用。黒色の外装パーツで外観を引き締め、一段とスタイリッシュさを演出しています。
ヤリスの車両本体価格(消費税込)は165万7700円から277万7500円です。特別仕様車ウルバーノは234万7400円から288万7500円です。
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発売から5年が経過したヤリスは、優れた燃費性能や手頃な価格を持ちながらコンパクトカーとは思えないほど上質なデザイン、取り回しのしやすさがユーザーに受け入れられています。
直近でも利便性を高める改良を実施するなど、現在もなお人気車種として存在感を高めています。
Writer: くるまのニュース編集部
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