マツダ「“新”2ドアスポーツカー」まもなく登場! 初の「2リッター」×匠仕上げの高性能“200馬力モデル”は700万円に!? 戦闘力高めな「MSRロードスター」に注目!
マツダは、2025年1月開催の「東京オートサロン2025」で初公開した「ロードスター」の高性能モデルについて、2025年内に発売予定であることを自社の公式SNSで明らかにしました。どのようなクルマなのでしょうか。
200台限定の「スペシャルモデル」もラインナップ!
マツダは2025年7月24日、1月開催の「東京オートサロン2025」で初公開した「ロードスター」の高性能モデルについて、2025年内に発売予定であることを自社の公式X(旧・Twitter)で明らかにしました。
市販予定の高性能モデルは、「マツダスピリットレーシング ロードスター(以下、MSRロードスター)」と「マツダスピリットレーシング ロードスター 12R(以下、MSRロードスター 12R)」です。
正式発売が待たれるMSRロードスターシリーズの詳細について紹介します。

ロードスターは、マツダが1989年より35年にわたってラインナップを続ける後輪駆動(FR)の小型オープンスポーツカーです。
現行型は、2015年登場の4代目。マツダのデザイン言語「魂動(こどう)」に基づいたワイド&ローなスタイリングに加え、初代の原点に立ち戻った軽量・コンパクトなパッケージングなどを特徴とします。
2024年1月下旬には、過去最大の規模となる一部改良を実施するなど絶えず進化を続け、デビュー10年が経過した現在も、根強い支持を集め続けています。
ボディサイズは、全長3915mm×全幅1735mm×全高1235mmと非常にコンパクトです。
パワーユニットは、最高出力136PS・最大トルク152Nmを発揮する直列4気筒1.5リッター自然吸気エンジンを採用(日本仕様)。6速MTもしくは6速ATと組み合わされます。
なお2016年11月には、ロードスターの上級派生モデルとして、電動格納ハードトップと2リッターエンジンを搭載する「ロードスターRF」も登場し、バリエーションを広げています。
そんなロードスターをベースに、「スーパー耐久シリーズ」レースなどのモータースポーツ活動などをおこなうマツダスピリットレーシングのノウハウを生かしたスペシャルモデルが、MSRロードスターです。
最大の特徴は、幌型のロードスター現行モデルでは国内初となる2リッターエンジンを搭載し、動力性能を高めた点にあります。
基本的にはロードスターRFのパワートレインを流用しますが、ラジエターの仕様変更によりエンジンの冷却性を高めました。
この新エンジン搭載にあわせ、フロントブレーキにはブレンボ製ベンチレーテッドディスクと対向4ピストンキャリパーを採用。リアにも大径ブレーキローターとキャリパーを備え、制動力を強化します。
またビルシュタイン製車高調整式ダンパーの減衰特性とバネレートを専用セッティングとするほか、ボディ剛性向上を図り、街中での質感の高い乗り心地と、スポーツ走行時の安定性を両立したしなやかな動きのサスペンション特性を実現させるといいます。
ホイールは、スーパー耐久レース参戦車両のデザインを踏襲し、RAYS「TE37」をベースにした専用鍛造ホイールが備わります。
外装は、レースの知見や風洞実験、サーキットでの実車テストの結果を盛り込み、空力バランスやダウンフォース、ドラッグを最適化した専用エアロパーツを装着し、高速走行時の高い安定性と操安性を確保します。
内装は、スーパー耐久レース参戦車にも用いられる人工皮革「アルカンターラ」素材をシートやトリム、操作系部品に採用し、防眩性と操作性を両立させます。
そんなMSRロードスターの性能をさらに極めた200台限定のスペシャルモデルが、MSRロードスター 12Rです。
2リッターエンジンは吸排気特性にチューニングを施し、専用のカムシャフト、シリンダーヘッド、ピストン、エキゾーストマニホールドを採用。手作業での組み込みが実施されます。
通常のMSRロードスターが最高出力184ps(135kW)なのに対し、MSRロードスター 12Rは200ps(147kW)まで出力アップさせます(ともに開発目標値)。
室内には専用設計のフルバケットシートを搭載するほか、専用ボディデカールやアルミ製タワーバー、切削加工を施した専用ホイールなどを装着します。
ボディカラーは「エアログレー」で、エアロパーツにも専用色のグレーが組み合わされます。
なお気になる価格については、東京オートサロン2025でのお披露目の際に、MSRロードスターが500万円台、MSRロードスター 12Rが700万円台を予定するとアナウンスされています。
発売時期については、当初より2025年中と伝えられていたものの、その後の発表はないままでした。今回のSNSでの発表で改めてその時期が示された格好となります。
正式な価格や詳細なスペックについても、マツダからの1日も早い正式発表が今から待たれるところです。
Writer: くるまのニュース編集部
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