トヨタの北米法人は2025年7月24日、新「カローラハイブリッド」2026年モデルを発表しました。

　今秋の発売を予定しています。

　カローラは1966年に登場。以後、日本の国産乗用車を代表するクルマとして世界100以上の国と地域で展開されています。

　現行型は2018年に登場した12代目。スタイリッシュなデザインへの刷新のほか、プラットフォームに「TNGA GA-C」を採用し、基本性能を大幅向上。先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」も強化し、安全性能も高めています。

　北米においては、4ドアセダン「カローラ」、5ドアハッチバック「カローラハッチバック（日本名：カローラスポーツ）」、5ドアスポーツハッチバック「GRカローラ」、5ドアSUV「カローラクロス」が展開されています。

　北米のカローラは日本仕様車とはボディサイズが異なり、全長4635mm×全幅1780mm×全高1435mm、ホイールベース2700mm。日本仕様車よりも140mm長く35mm幅広く、ホイールベースも60mm延長されています。

　エクステリアはグレードによって異なりますが、猛禽類の目を思わせる精悍なヘッドライトや光沢ブラックのメッシュパターンのアグレッシブなロアグリル、リアのスポーツディフューザー（一部のみ）を備え、スポーティかつスタイリッシュにまとめています。

　パワートレインは全車、169馬力と205Nmを発揮する2リッター4気筒「ダイナミックフォース」ガソリンエンジンを搭載。これにCVTを組み合わせ、駆動方式はFFとなっています。

　ハイブリッドモデルは「カローラハイブリッド」の名称で販売され、1.8リッター4気筒エンジンに第5世代の「トヨタハイブリッドシステム（THS）」を採用。システム最高出力は138馬力を発揮します。駆動方式はFFのほかオンデマンド式4WDも設定しています。

　メーカー推定燃費は市街地で最大53MPG（約22.5km／L）、高速道路で最大46MPG（約19.6km／L）、複合で最大50MPG（約21.3km／L）です。

　今回登場したカローラハイブリッド2026年モデルでは、上位グレードのメーターに12.3インチの大型ディスプレイを設定。視認性の向上を図っています。下位グレードでは7インチのデジタルメーターを装備しています。

　先進機能では「トヨタ セーフティ センス 3.0」を搭載し、歩行者や二輪車などの検知に対応したプリクラッシュセーフティや運転状況の先読みアシストを行うプロアクティブドライビングアシストに加え、全車でブラインドスポットモニターを標準装備化。安全性能を向上しました。

　グレード展開は「LE」「SE」「XLE」の3タイプで、LEとSEは4WDを設定。

　XLEではシートに合皮素材SofTexが採用され、運転席のみ電動調整機能を装備。電動ムーンルーフや9スピーカーのJBLプレミアムオーディオなど、充実した装備を備えます。

　新カローラハイブリッド 2026年モデルの価格は2万4575ドル（約361万円）から2万8940ドル（約425万円）です。