スバル「新型SUV」公開! “375馬力”の「ハイパフォーマンス“ワゴン”」! 斬新「ツルツル顔」&高性能4WD採用の「イーアウトバック」欧州に登場
スバル・ヨーロッパは、ブランドの電動化を加速させる3車種の新型EVを発表しました。その中でも特に注目されるのが、伝統的なブランドのフラッグシップ「アウトバック」の名を冠した「E-アウトバック(イーアウトバック)」です。いったいどのようなクルマなのでしょうか。
「イーアウトバック」登場!
スバル・ヨーロッパは2025年7月18日、欧州市場向けに3車種の新型BEV(バッテリー式電気自動車)を同時に発表しました。

今回発表されたのは、大幅に進化したマイナーチェンジモデルの「ソルテラ」、新型コンパクトSUVの「アンチャーテッド」、そしてブランドの新たなフラッグシップモデルとなる「E-アウトバック(イーアウトバック)」です。
これら3モデルは、すべて新開発の「e-スバル グローバル プラットフォーム」を基盤に開発されました。このプラットフォームは、より強力なモーター、大容量のバッテリー、長い航続距離、そして高速な充電性能を実現するために設計されています。
また、スバルが50年以上にわたり培ってきた低重心技術と、EV時代に合わせて再設計されたAWDシステムにより、あらゆる路面状況で優れた安定性とハンドリング性能を発揮します。
この3台の中でも注目なのが、30年にわたるレガシーを受け継ぐ「E-アウトバック」です。このモデルは、米国で先行披露されていた「トレイルシーカー」と同様のモデルです。
クロスオーバーSUVの先駆けとして世界中のファンに愛されてきた「アウトバック」の名を冠し、その多用途性や安全性、どこへでも行ける走破性といった伝統的な価値と、電動パワートレインならではの力強い走行性能を融合させています。
そのパフォーマンスは目覚ましく、搭載されるパワートレインは74.7kWhのバッテリーと、最高出力280kW(375PS)を発揮するモーターの組み合わせ。0-100km/h加速はわずか4.4秒で、航続距離は450km以上を達成します。
スバルが誇るAWD性能も健在です。シンメトリカルAWDシステムに加え、悪路走破性を高める「X-MODE」を2種類のモードで備えています。最低地上高は210mmを確保し、1.5トンの牽引能力も備えるなど、まさに冒険のために作られた一台と言えるでしょう。
安全性においても、緊急運転停止システム(Emergency Driving Stop)や、二次衝突を抑制するブレーキ機能、そして「アイサイト」の思想に基づいた運転支援機能が含まれています。
ボディサイズは「ソルテラ」をより長くしたようなサイズ感で、それにより広い荷室空間を確保。大型のスーツケースを4個積載可能な容量を誇ります。
エクステリアは、力強い印象を与えるルーフレールや、18インチおよび20インチのアルミホイールが装着され、アウトバックらしい堅牢なデザインが特徴です。
なお、「E-アウトバック」の発売は2026年前半を予定しているとのことです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。









































