2025年7月10日、トヨタは「クラウン（スポーツ）」シリーズの一部改良を発表し、新たにエントリーモデル「スポーツG」と、初代クラウン誕生70周年を記念した特別仕様車「スポーツ The 70th」を追加しました。

　なかでも最も高価なモデルに対して、その豪華な仕様にネット上では多くの反響が集まっています。

　1955年に初代クラウンが登場して以来、70年の歴史を持つクラウンは現在16代目となり、伝統的な「セダン」に加え、SUVの魅力を融合させた「クロスオーバー」「スポーツ」「エステート」の4モデルで展開されています。

　なかでもスポーツは、スポーティで上質な走りを楽しめるSUVとして人気を博しています。

　今回の改良では、全グレードにスマートエントリーが標準装備され、特に「スポーツRS」にはブラックの内装色が追加されました。

　さらに、21インチのマットブラック塗装アルミホイールがメーカーオプションとして設定されるなど、細部にわたる進化が施されています。

　新たに登場した「スポーツ The 70th」は、70周年を記念した特別仕様車として、従来のグレードに匹敵する存在感を放っています。

　このモデルには、ハイブリッド車（HEV）の「スポーツZ THE 70th」と、プラグインハイブリッド車（PHEV）の「スポーツRS THE 70th」の2種類が用意されています。

　そのなかで、最も高価なモデルとしてラインナップされているのがスポーツRS THE 70thです。

　ボディサイズは全長4750mm×全幅1880mm×全高1570mm、ホイールベース2770mmで、HEVモデルと比較して全高が5mm高くなっています。

　エクステリアでは、専用ボディカラーとして2トーンに塗分けられた「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」と「プレシャスメタル×ブラック」の2色が新たに選べるようになりました。

　また、21インチアルミホイールはグロスブラックからマットブラックに変更され、ドアウインドウフレームモールディングもシルバーからブラックに変更されるなど、より洗練されたデザインが採用されています。

　インテリアでは、ブラックラスターを基調とした高級感あふれる内装が特徴です。

　プレミアムシフトノブや、70周年記念ロゴが施されたレーザー加飾のインストルメントパネル、プロジェクションカーテシイルミ、マニュアルケース、車両キーなど、細部にまで特別感が演出されています。

　パワートレインには、最高出力177PS、最大トルク219Nmの2.5リッター直列4気筒エンジンと、フロントおよびリアに配置されたモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載。

　システム全体の最高出力は306PSに達します。

　トランスミッションにはeCVTを採用し、トヨタ独自の電気式4輪駆動システム「E-Four」が組み合わさることで、優れた走行性能を実現。

　燃費はWLTCモードで20.3km／Lを記録しています。

　このスポーツRS THE 70thの価格（消費税込み）は、770万円となっており、ベースモデルのスポーツRS（765万円）と比べて、わずか5万円の価格差で提供される魅力的な設定となっています。

　ネット上では、「デザインが特にカッコいい」「特にマットブラックのホイールが気に入った」とデザインに対する声や、「プラグインハイブリッドの走りが楽しみ」「306PSは速そう」と走行性能に期待を寄せる意見が見られます。

　また「内装の高級感が素晴らしい」「クラウンの進化を感じる」とのコメントも。

　さらに「70周年ロゴの細かい演出が特別感を高めてくれる。トヨタのこだわりがすごい」「5万円アップでこれらの専用装備つくならコスパが良いと思う」と、記念モデルの特別感に感動する声も多く見られました。