420万円! アルファロメオ「新型コンパクトSUV」発売! ターボ×ハイブリッド搭載した「新型ジュニア」は独自の“味付け”がスゴイ! 元気で楽しい“新・入門モデル”は「戦略的プライス」にも大注目!【試乗記】
アルファロメオのSUV第3弾となる末っ子モデル、新型「ジュニア」に試乗しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
アルファロメオ「新型コンパクトSUV」発売!
歴史は長く、知名度もあり、ブランドイメージも決して悪くないのに、なぜか浮き沈みが激しいブランドの1つが、イタリアの「アルファロメオ」でしょう。
直近はスポーツイメージに加えてプレミアム路線を打ち出し、独自のFR(後輪駆動)プラットフォーム「ジョルジオプラットフォーム」を武器に、セダンの「ジュリア」やSUVの「ステルヴィオ」を発表。
「75」以来となる待望の後輪駆動アルファロメオセダンの登場に期待が高まりましたが、販売の方はどうも大成功とは言い難いのも事実です。
そのような状況では、ブランドを維持するためにはビジネスを支える車種も大事です。

こうしてステランティスグループのリソースを上手に活用して開発されたモデルが、SUV第2弾となる「トナーレ」と、今回紹介するSUV第3弾となる末っ子の新型「ジュニア」になります。
新型ジュニアはBセグメントのプレミアムコンパクトSUVで、「ジュリエッタ」や「MiTO」の後継と言う位置づけ。
アルファロメオのボトムレンジを支えるモデルとなり、ブランド初のBEV(エレクトリッカ)とハイブリッド(イブリダ)の二本立てとオール電動車のラインナップです。
ちなみに今回試乗したモデルはハイブリッドになります。
新型ジュニアのエクステリアは、兄貴分のイメージを踏襲しながらも、三眼ヘッドライトや新意匠のグリルなどにより、クラシカルでありながら先進性も備えます。
SUVにしては低めの車高で、クーペの後部をスパッと切り落としたボディ形状(コーダトロンカ)などにより、スポーティハッチのような雰囲気も。
パッと見るとボリューム感があるように見えますが、実際のボディサイズは全長4195mm×全幅1780mm×全高1585mmとなっており、国産車で言えばレクサス「LBX」に近いサイズ感です。
インテリアは、二つのひさしを持つメーターや丸形の吹き出し口、コクピット感覚を上げる高めのセンターコンソールなど、「昔のアルファロメオで見たことあるかも」と思わせるようなデザインですが、フル液晶メーターやインフォテイメントシステム、更には電気式のシフトレバーなど、現代のクルマらしくデジタルがフル活用されています。
また車内の居住スペースはフロント側をメインとしていますが、リアシートもボディサイズを考えると足元/頭上ともに大人でもそこまで不満がでないレベル。ただし黒系のインテリアとグラスエリアが小さいので、閉塞感は強めです。



























































































