運転中に謎の「青いイカ」出現!? 以前より「登場率」アップ? 無視してはいけない「ナゾの表示灯&警告灯」何を示すのか
運転中に突如として現れるメーターの「謎のアイコン」。“青いイカ”のようなランプや、ビックリしたクルマのマーク…その正体とは、いったい何なのでしょうか。
メーター表示は無視しちゃダメ! クルマからの「重要なメッセージ」とは
運転中、突然メーターパネルに現れる見慣れないランプ。多くのドライバーが一度は経験する場面かもしれません。
「青いイカ」や「ビックリ車」といったユニークな呼び名でSNSでも話題になりますが、これらのアイコンは、実はクルマから発せられる重要なメッセージです。

最近発売された新型車で、頻繁に見る機会が増えたといえるのは、通称「青いイカ」と呼ばれる表示です。
正式には「ハイビーム表示灯」といい、ヘッドライトの「ハイビーム」が点灯している状態を示しています。
ヘッドライトは一般的に、より遠くを照らすハイビームと、下向きで近くの前方を照らす「ロービーム」の2種類が装備されています。
道路交通法では「夜間は、前照灯をつけなければならない」という条項があり、基本的にハイビーム状態にしておかなければなりません。
しかし、ハイビームは前方へ鋭く照らされるため、対向車のドライバーにとっては、目がくらむほど眩しい光となります。
目がくらむことによる事故を防ぐため、対向車がいたり、先行車がいたり、他に交通の妨げとなるおそれがある場合は、「灯火の光度を減ずるなど操作しなければならない」という条文もあり、これが下向きの「ロービーム」への切り替えにあたります。
かつてハイビーム/ロービームの切り替えは、ハンドルのレバーを操作することでドライバー自ら手動でおこなってきました。
しかし最近の多くのクルマには、ハイビーム/ロービームの切り替えが自動化された「オートハイビーム」機能が備わるようになったため、ドライバー自身の操作以外でハイビーム表示灯を目にする機会も増えています。
なおオート機能が作動している場合は、緑色の同じ「イカ」の形状のなかに「A」の文字が加わった表示もされています。
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このようにメーター表示には、さまざまなアイコンでクルマの状態を示す機能が備わります。
まずは基本として、メーター表示には「警告灯」と「表示灯」の2種類があることを理解する必要があります。
警告灯は車両に異常が発生した際に点灯し対応を促すもの、表示灯はシステムが正常に作動していることを示すものです。
さらに重要なのが「色」による緊急度の違いです。
赤色は「危険」を示し、原則として走行を停止すべき重大な異常を意味します。
黄色やオレンジ色は「注意」で、直ちに停止する必要はありませんが、早めの点検が必要です。
緑・青・白はシステム作動中や特殊状態を示しており、危険性はありませんが、何かしらの確認すべき状態を示しています。
















