「リッター26km」走れる! トヨタ「“新”プリウス」発表! 専用「ブラック顔」×特別内装がカッコイイ! 「223馬力ユニット」も搭載の「ナイトシェード」特別仕様車はどんな車?

トヨタのハイブリッドカー「プリウス」に、特別仕様車「Night Shade」が設定されました。どういったモデルなのでしょうか。

ベースモデルからわずか10万円高

 世界初の量産ハイブリッド車として知られているトヨタ「プリウス」。2023年に発売された現行型は、ハイブリッド車自体が広く普及したということで、より尖ったモデルに生まれ変わって登場して話題を集めました。

 そんな通算5代目となるプリウスが、2025年7月1日に一部改良をするとともに「G “Night Shade”(ナイトシェード)」という特別仕様車を、プラグインハイブリッド車に設定しました。

 果たしてこのモデルはどんなものなのでしょうか。

「プリウス」特別仕様車「ナイトシェード」 通常モデルとの違いは?
「プリウス」特別仕様車「ナイトシェード」 通常モデルとの違いは?

 ナイトシェードは、足回りを中心に外装パーツをブラックで統一することで、艶やかかつ低重心でスポーティな世界観を実現したものだといいます。

 ベースはプラグインハイブリッドモデルの「G」グレードで、2リッターガソリンエンジン+モーターの組み合わせで、システム最大223馬力を発揮。燃費性能はWLTCモードで26.0km/Lをマークします。

 Gグレードからの変更内容は、フロントバンパーロアグリル、リアバンパーロア、ドアハンドル、センターピラー、ホイールアーチを艶ありブラックとし、アルミホイールも専用のブラックカラーに変更。

 この19インチホイールは、プラグインハイブリッドモデルに標準装備されているものではなく、ハイブリッドモデルに標準装備されるものがベースの専用品です。

 このほか、前後のトヨタエンブレムや、車名エンブレム、PHEVエンブレムもブラックとなり、インテリアではシートのストライプがカッパーからブラックに、インストルメントパネルもブラック加飾となって、徹底的にブラックが散りばめられているのです。

 ナイトシェードは、ベースとなったプラグインハイブリッドモデルのGグレードから10万円高となる394万7300円(消費税込)となっており、購入後、自分でブラックペイントを施すことを考えれば、非常にお買い得と言えるでしょう。

 ちなみに現行プリウスのナイトシェードは、先だって北米市場でリリースされており、2025年1月に通常のハイブリッドモデルが、同年6月にはプラグインハイブリッドモデルが発表されています。

 さらに遡ると、2021年5月に先代プリウスをベースとしたナイトシェードが北米市場でリリースされており(変更点は現行型とほぼ同様)、海外での特別仕様車が日本へ「逆輸入」された形となるのも面白いポイントです。

 いずれにしても、現行モデルとなってデザインが一気にスタイリッシュになったプリウスだけに、ブラックを散りばめてひきしめたナイトシェードは人気になること間違いなし。

 気になる方はディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

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