ホンダ「“新型”軽自動車」まもなく登場へ! レトロな丸目2灯デザイン×手頃な「ハイトボディ」採用!? ホットな「RSグレード」も期待の「N-ONE e:」どんなクルマなのか
ホンダは新型「N-ONE e:」のティザーサイトを公開しました。現時点で判明している情報を紹介します。
「N-ONE e:」登場へ どんなクルマなのか
ホンダは2025年7月14日に、新型「N-ONE e:」のティザーサイトを公開しました。
現時点では正面からの写真が1枚のみの公開となっていますが、7月下旬に先行情報を公開するとアナウンスされています。現時点で判明している情報をまとめてみます。

ティザーサイトでは、“新しい電気自動車”という表現が使われており、BEV(バッテリー電気自動車)である以外は、どんなモデルであるのかは不明です。
ただし、すでに軽自動車の「N」シリーズの1車種である「N-ONE」の車名が使われており、ページのカテゴリも“軽自動車 カーラインナップ”の下に存在していることから、新型N-ONE e:は、軽自動車枠に含まれることは確実といえるでしょう。
ただし、ティザーサイトの写真を見ると、ヘッドライトはN-ONEと同じく丸型2灯のものを用いているものの、ボンネットのラインが真横に走っており、通常のN-ONEとは異なるフロントフェイスとなっていることがうかがえます。
一方で、スクエアなフロントガラスや運転席側にオフセットされたルーフアンテナ、ドアミラーの形状などはN-ONEと同様であるように見えるので、やはりベースはN-ONEであるのは間違いなさそうです。
ベースのN-ONEは、2012年11月に初代が登場した5ドアの軽ハイトワゴンです。2020年11月には2代目へと進化しています。
N-ONEは「時代に左右されないタイムレスデザイン」をキーワードに、ほぼ初代のデザインを踏襲したことでも話題となりました。
いっぽう現在、Nシリーズの電気自動車としては、軽商用バン「N-VAN」をベースとした「N-VAN e:」が存在していますが、基本プラットフォームを共有するNシリーズだけに、N-ONE e:も同様のメカニズムを備えていることが予想されます。
N-VAN e:では航続距離が245kmとなっていますが、電費的に不利となる、空気抵抗の大きい背の高いスタイルと両側スライドドアなどを備えており、そのぶん重量もあるため、新型N-ONE e:がもし同一のメカニズムを備えているのであれば、さらに長い航続距離を実現することもできそうです。
また、N-ONEは初代からワンメイクレースが開催され、実はスポーティなキャラクターも持ち合わせているのも特徴です。
現行型には6速MTを備えた「RS」というホットグレードも用意されていますが、先日英国で開催された伝統のモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、「ホンダ スーパーEVコンセプト」というモデルが登場しています。
このコンセプトモデルは、現在明らかとなっているN-ONE e:と共通するフロントマスクを備えており、大きく張り出したブリスターフェンダーは軽自動車枠を超えていると思われますが、現地では「Aセグメントモデル」と説明されています。
単なるコンセプトモデルではなく、海外仕様ではこのワイドボディ仕様で登場する可能性もあるかもしれません。
いずれにしても7月下旬には新情報が明らかとなるようですので、その日を楽しみに待ちたいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。




































