何が… 1キロ続くトラック列に周辺住民が激怒!一斉取り締まり実施も違法駐車がなくならない理由とは? 根本的問題解決は遠い道のりか
大阪市鶴見緑地公園前の市道で、駐車禁止にもかかわらずトラックの違法駐車が後を絶ちません。 警察による取り締まりが繰り返される中、なぜ問題が解決しないのか。その背景には、トラックドライバーの厳しい労働環境や駐車スペース不足、さらには「物流の2024年問題」が関係しているようです。
トラックドライバーの労働環境と駐車スペース不足が違法駐車の背景に
大阪市の鶴見緑地公園前の市道(通称:花博通)では、駐車禁止にもかかわらず、トラックの違法駐車が常態化しています。
警察はたびたび取り締まりを実施していますが、問題は解消されていません。
一体なぜ、違法駐車が続くのでしょうか。

今年4月、大阪府警は鶴見区の花博通で、大型トラックなどによる違法駐車の一斉取り締まりを実施しました。
この道路は駐車禁止エリアですが、トラックドライバーが荷卸し先の始業時間まで仮眠や待機のために路上駐車することが多く、多いときには緑地公園南側から門真ジャンクション付近まで約1キロにわたってトラックが連なることもあります。
周辺住民からは「道路の見通しが悪くなる」「トラックのエンジン音がうるさい」「ゴミのポイ捨てが目立つ」といった苦情が警察に寄せられており、4月の取り締まりでは約20台のドライバーに警告が、4台に交通反則切符が交付されました。
なお、道路交通法における「駐車」とは、「車両が客待ち、荷待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由で継続的に停止すること(貨物の積卸しで5分を超えない場合や人の乗降のための停止を除く)、または運転者が車両を離れて直ちに運転できない状態」を指します。
つまり、ドライバーが車内で仮眠や休憩をとっていても、継続的に停止していれば駐車違反に該当し、取り締まりの対象となります。
大阪府警は花博通を駐車違反取り締まりの重点路線に指定し、これまで多くの取り締まりを実施してきましたが、違法駐車は依然として減っていません。
その理由として、以下の点が挙げられます。
まず、周辺に大型車両が待機できる駐車場が不足している点です。
運送先では荷物の積み下ろしに伴う「荷待ち」時間が発生しますが、トラックを停めるスペースがない場合が多く、ドライバーは自ら待機場所を探さざるを得ません。
しかし、花博通周辺には大型車両を収容できる駐車場がほとんどありません。
さらに、「物流の2024年問題」も影響していると考えられます。


































































