262万円から! ホンダ新「コンパクトミニバン」発売! 全長4.3mの“ちょうどいいボディ”に「最大7人」乗れる! ガバッと開く“スライドドア”もイイ! 「安全機能&耐久性」が進化した「フリード」登場!
2025年7月24日、ホンダ「フリード」の一部改良モデルが発売されました。どのような点が変更になったのでしょうか。
安全装備や運転機能が充実!
ホンダは2025年3月27日にコンパクトミニバン「フリード」のガソリン車一部改良および価格改定を発表し、同年7月24日に発売しました。

フリードは、2008年に「モビリオ」の後継車として初登場しました。
デビュー時のキャッチコピー「This is 最高にちょうどいいホンダ」を覚えている方も多いでしょう。
初代モデルは、扱いやすいコンパクトなボディサイズとスタイリッシュなデザインが高く評価されました。
2016年に登場した2代目では、マイナーチェンジでSUV風のタフな外観を持つ「CROSSTAR(クロスター)」が追加されました。
現行の3代目モデルは2024年6月に発売され、シンプルで洗練された外観の「AIR(エアー)」と、2代目から継承されたCROSSTARの2タイプが設定されています。
ガソリン車を対象とした今回の一部改良では、2025年2月に改良を実施したハイブリッド車と同等の外装塗料を採用。
また、従来ガソリン車には設定がなかった一部の安全装備や運転支援機能をオプション設定で用意しました。
フリードのボディサイズは全長4310mm×全幅1695-1720mm×全高1755-1780mm、ホイールベースは2740mm。
最小回転半径は5.2mで、Uターンや駐車の際も扱いやすそうです。
AIRは、シンプルで上質なデザインが特徴で、水平基調のフロントマスクとクリーンなサイドラインで洗練された印象を与えます。
一方、大胆かつタフなデザインを採用するCROSSTARは、フロントに専用グリルとバンパー、サイドに高輝度シルバー塗装のドアミラーやドアハンドル、ホイールアーチプロテクター、リアにシルバー塗装のライセンスガーニッシュやロアガーニッシュなどを装備しています。
ボディカラーについては、AIRは全9色、CROSSTARは全8色から選択可能です。
塗料に使用されるクリア材を従来のアクリルメラミンクリア素材からより機能が向上したクリア素材へ変更したことでボディの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上の向上が図られています。
内装はAIRグレードが3列シート6人乗りまたは7人乗り、CROSSTARが2列シート5人乗りまたは3列シート6人乗りのレイアウトとなっています。
6人乗り仕様の2列目はキャプテンシートとなっており、1列目から3列目まで楽に移動できるウォークスルーを採用しています。
装備については、両側パワースライドドアがすべてのグレードに装着されているのが嬉しいポイントです。
また、スマートフォンからエアコンや車両の各種操作が可能な「Honda CONNECT」には全車が対応しています。
標準装備となっている先進安全装備「Honda SENSING」は、フロントワイドビューカメラと8つのソナーセンサーを搭載し、衝突軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの主要機能が含まれています。
なお、一部改良を受けたガソリン車は最安モデルのAIRグレードを除き、アダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライトがオプションで装着できるようになりました。
パワートレインは最高出力118ps・最大トルク142Nmの1.5リッターガソリンエンジンまたは1.5リッターハイブリッド「e:HEV」。
トランスミッションはCVT、駆動方式は2WD(FF)または4WDです。
進化を遂げたフリードの価格(消費税込)はガソリン車が262万3500円から320万3200円、ハイブリッド車が302万2800円から360万2500円で販売されます。
なお、ガソリン車の価格改定についてホンダは、原材料価格や物流費などの世界的な高騰に伴うものとしています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。
















