世界が「日産・R36」と期待!? 歴代GT-Rデザイン×4.1L V8仕様も!? 英国発「アルティザンGT-R」とは? 「我々が求めていたGT-Rだ」の声も
日産「GT-R(R35型)」をベースとした“R36”を名乗る「アルティザンGT-R」。どのようなモデルなのでしょうか。
日産の名車「GT-R」に新たな物語が紡がれようとしています。イギリスのデザイン会社「Artisan Vehicle Design」が、伝説のスカイラインGT-R(R34型)の魂を宿した「アルティザンGT-R」を過去に発表しました。
ただのカスタマイズではない、アルティザンGT-Rとはどのようなものなのでしょうか。

日産GT-Rは、元々1969年に3代目「スカイライン(C10型)」(通称ハコスカ)に追加されたスポーツグレードでした。
その後、「C110型」(ケンメリ)、「R32型」「R33型」「R34型」と続き、日本のモータースポーツ界を牽引してきました。
しかし現在のGT-Rは、2007年の登場時からスカイラインGT-Rとは異なる、完全に独立したモデルとして開発。
車名のGT-Rエンブレムは従来のデザインを残し、型式も「R35型」と名付けられましたが、デザイン面では従来のスカイラインGT-Rとは大きく異なる方向性を示しています。
アルティザンGT-Rは、そんな「もしGT-Rがスカイラインから独立せず、R34型に正統な後継車が出たらどうなっていたか」という夢を形にしたモデルといえるでしょう。
R35型GT-Rをベースに、往年の名車R34型スカイラインGT-Rのイメージを色濃く残したデザインを纏うアルティザンGT-R。
イギリスのデザイン会社「Artisan Vehicle Design」が手がけるこのモデルは、長い月日をかけて製作されてきました。
アルティザンGT-Rは、もともと2022年にデザインディレクターのRoman Miah氏とAvante Design社が製作した「R36 スカイラインGT-R」というレンダリングがSNSで大きな話題となったことから始まりました。
このデザインに魅了されたファンの声に応え、実車化プロジェクトが立ち上がったのです。
日産自身は2024年3月14日に、現行R35を「2025年モデル」をもって生産終了することを発表。
同時に次期型R36に関して、環境性能とパフォーマンスの両立を軸に今後の開発を検討していくと明言しています。
一方のアルティザンGT-Rは日産公式のモデルではありません。あくまでも現行R35型GT-Rをベースに、カーボンファイバー製パネルで外観を大幅に変更したカスタムカーです。
とはいえ過去には日産の海外法人がこのデザインのSNS投稿をシェアしたこともあり、公式も注目するモデルとなっています。
アルティザンGT-Rの最大の特徴は、明らかにR34型スカイラインGT-Rを想起させるフロントマスクです。
R35のボディシェルを利用しつつ、カーボンファイバー製のパネルでデザインを大胆に変更。
リアのブリスターフェンダーや、伝統の4連テールライト、リアバンパーの雰囲気も、R34型スカイラインGT-Rに近いデザインとなっています。
独特な形状のキャビンやドアの窓にはR35型の面影が感じられますが、全体としては「これはスカイラインGT-Rだ」と一目でわかるデザインを実現しています。ボディカラーは青・紫・白・黒など10色が用意される予定です。
内装もまた大幅に手が加えられます。
カーボンファイバーのパネルとアルカンターラレザーを組み合わせ、RECARO製オリジナルのシートを採用。ハンドル、シフトノブも全て新たなデザインに交換されます。
さらにインパネの中央にはオリジナルにはない大型のディスプレイも搭載される予定で、最新の技術と伝統的なデザインの融合が図られています。














































































