マツダの新型「クロスオーバーSUV」世界初公開! 3代目に全面刷新! 見た目&中身は何が変わった? 開発陣が「CX-5」の魅力語る
使い勝手も大きく向上! 細かな部分にも注目! 何が変わった?
パッケージングでは、「乗員全員に快適な空間を提供することにより多彩なライフスタイルのサポートをしたい」という思いから、特にリア席の使い勝手が大幅に向上しています。
リア席への乗降性については、ドアの開口部を現行モデルから大きく拡大し、子どもから高齢者まで楽に乗り降りできるよう配慮されています。
チャイルドシートの装着のしやすさも向上し、子どものステップとなるスカッフプレートも平面を広く取ることで、安全性と使いやすさを両立しています。
乗り込んだ後の快適性も格段に向上。リア席の足元は大人でも足を組める空間を確保し、機内持ち込みサイズのスーツケースを立て置きできるほどの広さを実現しました。
頭上空間も大きく拡大され、パノラマルーフや大型化したリア席ウィンドウと相まって、開放感のある快適な空間となっています。さらにリクライニング機能も利用可能です。
荷室も前後長を拡大して容量を増やし、荷物の積み降ろしをスムーズにするためにリフトゲートの開口部を上下に拡大。
40:20:40分割可倒シートやワンタッチ可倒レバーの採用、シート折り畳み時の段差を少なくする工夫により、長尺物や大型の荷物も搭載しやすくなりました。
山口氏は「シンプルクリーンで美しいデザインと快適で使いやすいパッケージを両立させる新しいチャレンジをしました」と語り、日常の楽しみの幅を広げることを意識した設計であることを強調しています。
新型CX-5は欧州では2025年末、その他の市場では2026年中の発売を予定しています。
主要諸元を見ると、ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm、全高1695mmです。
パワートレインは、欧州仕様では「e-SKYACTIV G 2.5」と呼ばれる2.5リッター直噴ガソリンエンジンが設定され、マツダのマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」との組み合わせになります。
変速機は「SKYACTIV-DRIVE」と呼ばれる6速ATを採用。サスペンションは前輪がマクファーソンストラット式、後輪がマルチリンク式で、乗車定員は5名です。
目すべきは、マツダが開発中の「SKYACTIV-Z」エンジンも2027年中に導入される予定であること。
このエンジンはマツダ独自の新ハイブリッドシステムと組み合わせて提供される見込みです。

※ ※ ※
「新世代エモーショナル・デイリーコンフォート」のコンセプトのもと、スタイリッシュで使いやすいデザインとパッケージングを実現した新型CX-5。
山口氏によれば、この他にも「一体感と快適性を高い次元で両立したダイナミクス、新体験価値を提供するHMI、コネクティビティ、ADASなど大きく進化した魅力やこだわり」が今後紹介される予定とのことです。
マツダは「ひと中心」の価値観のもと、「走る歓び」を進化させ続け、お客様の日常に移動体験の感動を創造し、「生きる歓び」を届けることを目指しています。
2012年の初代発売から12年を経て、CX-5が引き続きマツダのビジネスとブランドを支える主力商品として期待されていることがうかがえます。
新型CX-5は欧州を皮切りに、順次グローバルに展開される予定で、スタイリッシュなデザインと使い勝手の両立という、一見相反する価値を高い次元で実現したこの新型SUVが、世界中のユーザーにどのように受け入れられるか、今後の展開が注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。





































































