約220万円! スバルの最新「“最小”SUV」がスゴい! 「リッター28キロ」走る低燃費&全長4m以下の「“手ごろ”サイズ」! タフ顔も凛々しい「新レックス HEV」に注目!

スバルは、コンパクトSUV「REX(レックス)」にハイブリッドモデルを追加し、2025年6月12日に発表しました。はたしてその走りや燃費、そして価格はどのような設定なのでしょうか。

「e-SMART HYBRID」で走りと燃費性能を両立

 スバルは2025年6月12日、「REX(レックス)」にハイブリッドモデル、「G HYBRID」と「Z HYBRID」の2グレードを追加しました。

 同社最小のコンパクトSUVに加わった新ラインナップは、どのような仕様なのでしょうか。

スバル車随一の「“超”低燃費SUV」!
スバル車随一の「“超”低燃費SUV」!

 2022年11月に発売されたレックスは、ダイハツからOEM供給を受けるモデルで、ダイハツ「ロッキー」の兄弟車にあたります。

 ダイハツは同車をトヨタにもOEM供給し「ライズ」として販売しており、メーカーの異なる3兄弟モデルとなります。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmと、取り回しの良さが際立つコンパクトな設計です。

 スバル版では当初、1.2リッター直列3気筒自然吸気エンジン車とFF(2WD)のみの設定で、ロッキーやライズへ2021年11月に追加設定されていたダイハツのハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」搭載モデルのラインナップはなく、登場が待たれていたところでした。

 新レックス ハイブリッドに搭載されるe-SMART HYBRIDは発電専用の1.2リッターエンジンと2つのモーターを組み合わせたシリーズ式ハイブリッドシステム。エンジンは発電のみに使用され、駆動はすべてモーターが担当します。

 滑らかでレスポンスの良い加速性能と高い静粛性が実現され、市街地や郊外での走行においても快適なドライビングが期待できます。

 搭載される発電専用1.2リッターエンジンは最高出力82PS・最大トルク105Nm。駆動用モーターは最高出力106PS・最大トルク170Nmを発生し、駆動方式は2WDのみの設定です。

 アクセル操作のみで車速をコントロールできる「スマートペダル(S-PDL)」が標準装備されており、運転の負担軽減にも寄与しています。

 もちろん、モーター駆動の特性を活かし、燃費性能も大きく向上しています。カタログ燃費は28.0km/L(WLTCモード燃費)に達し、従来のガソリン車(20.7km/L)と比べて大幅な改善が図られました。

 ちなみに新レックス ハイブリッドは、現在販売されるスバル車ラインナップのなかで、軽自動車を含めもっとも燃費の良いモデルとなっています。

 外観では、ガンメタリック塗装のフロントグリルや、専用のアルミホイール、サイド・リアのハイブリッドエンブレムが目を引きます。なおG HYBRIDには16インチ、Z HYBRIDには17インチホイールが装着されます。

 Z HYBRIDにはさらに、LEDシーケンシャルターンランプや運転席・助手席のシートヒーター、本革巻ステアリング、非常時給電システム付アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)などの装備が追加され、上質な仕様に仕上げられています。

 インテリアでは、ハイブリッド専用の「アクティブマルチインフォメーションメーター」が採用され、走行情報やエネルギーフローを直感的に確認することができます。

 新レックス ハイブリッドの車両価格(消費税込)は、G HYBRIDが221万6500円、Z HYBRIDが260万8100円です。

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 ロッキー/ライズにはほかにも、1リッターターボと4WDを組み合わせたモデルも設定されています。

 4WD車のイメージも強いスバルだけに、こちらの追加も待たれるところです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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