スズキ「新型コンパクトSUV」まもなく登場へ 全長4.2m“手頃サイズ”に「高性能4WD」&「地上高185mm」で悪路もOK! 新たな「世界戦略SUV eビターラ」価格やグレードはどうなる?

スズキがEV市場に参入する初のモデルとなるBEV「eビターラ」は、どのようなクルマなのでしょうか。

スズキ渾身の新型SUV「eビターラ」 どんなモデル?

 スズキがEV市場に参入する初のモデルとなるBEV(バッテリー電気自動車)「eビターラ(e VITARA)」は、日本で今夏の発売が噂されています。

 そこで日本よりも先行して情報が明かされる海外仕様車をベースに、その詳細に迫ってみました。

スズキ初のバッテリーEV「e VITARA」
スズキ初のバッテリーEV「e VITARA」

 スズキの新たな世界戦略車として投入されるBEVのコンパクトSUV、eビターラ。

 2023年1月にインドで開催されたモーターショー「Auto Expo」で世界初公開されたコンセプトカー「eVX」をベースに生まれ、2024年11月にイタリア・ミラノで量産向けモデルがお披露目されました。

 既に基本的なスペックは公表済み。ボディサイズは全長4275mm×全幅1800mm×全高1635mm。ホイールベースは2700mmと、EVであることを活かしたロングホイールベースとなっています。

 サイズ感は、日産「キックス」やホンダ「WR-V」などと近く、手頃なサイズであることに加え、近頃はEVでもコンパクトSUVの車種が拡大しており、市場も活気づいています。

 スタイリングは、力強さを感じるスポーティなクーペSUV仕立て。一見、都会的なクロスオーバーを目指したようにも思わせますが、近年、SUVにも力を入れているスズキらしく、185mmの最低地上高を確保しています。

 FWD(前輪駆動)車には雪上走行に最適化した「スノーモード」を採用。さらに電動4WD「ALLGRIP-e」では、片輪が空転するような滑りやすい路面での脱出をサポートする「トレイルモード」を備えるなど、アウトドアシーンでも活躍してくれる悪路走破性も重視しています。

 インテリアは、EVらしい先進性に溢れる約10インチモニターを並列に並べたデジタルなコクピットを中心に構成。またステアリングは2本スポーツのD型デザインのものとなるのも特徴的なところです。

 センターコンソールには、回転式シフトレバーを中心にドライブモードや電動パーキングブレーキレバーなどを配置。それらが配置されたパネルの下には、スマホなどを置ける小物入れも用意しています。

 ダッシュボードも肉厚な素材を組み合わせることで質感を高めています。

 質感とホールド性を重視したフロントシートに加え、リアシートはスライド&リクライニング機構に加え、3分割可倒式とすることで快適性と利便性を追求しています。

 ラゲッジ容量は、標準時で244リッター、最大は562リッターとなっています。

 バリエーションとしては、49kWhの駆動バッテリー搭載車は1モーターのFWDのみ。61kWhの駆動バッテリー搭載車には、1モーターのFWDと2モーター4WDを用意。

 モーター性能もバッテリーと駆動方式に合わせて最適化されており、エントリーとなる49kWh仕様の出力は106kW(約148馬力)/最大トルク189Nm。

 そして最もパワフルな2モーター4WDは、135kW(約189馬力)/307Nmとなります。

 注目の航続距離は、イギリス仕様では49kWhのFWD車が345km、61kWhのFWD車が428km、4WD車が397km(いずれもWLTPモード)と公表されています。

 新型eビターラの要となるEV専用となるプラットフォーム「HEARTECT-e」の開発には、トヨタとダイハツも協力しており、それぞれの知見が最大限活用されています。

 インバーターとモーター一体の駆動ユニットeアクスルは「BluE Nexus」製を採用。同社は、デンソーとアイシン、トヨタが出資し、それぞれの技術を活用した電動駆動ユニットを開発製造しているのが大きな特徴かつ魅力です。

 さらにバッテリーは、EV界で強い存在感を示すBYD製リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載しています。

 そして近い将来、eビターラベースとするトヨタ車「アーバンクルーザー」も世界市場で投入される予定となっており、将来性抜群のEVといえるでしょう。

 これらは、全てインドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産されるため、価格的な競争力も期待されます。

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