スズキの「ジムニー“トラック”仕様」が超凄かった! “5ドア”ではない「めちゃ広っ荷台」でたくさん積める!使える! オシャレすぎる「斬新ジムニー」コンセプトは今登場して欲しい1台

スズキ「ジムニー」には、後部が荷台になったトラック仕様も存在します。一体どのようなクルマなのでしょうか。

まさかの「ジムニートラック」あった!

 スズキ「ジムニー」は、1970年の初代登場から本格的な走破性能が支持され、最新の4代目はアウトドアブームも相まって、超人気モデルとなっています。

 そんなジムニーですが、過去には後部が荷台になった便利なトラック仕様も存在していたのです。

スズキ「ジムニーノマド」
スズキ「ジムニーノマド」

 ジムニーは1970年に登場した小型本格四輪駆動車です。コンパクトなボディに、大型四駆譲りの堅牢なラダーフレームやリジットサスペンション、副変速機付きの本格4WDシステムを採用し、極めて高い悪路性能と信頼性を獲得しています。

 現行型は2018年に登場した4代目。丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングが特徴です。

 ラインナップは軽自動車サイズのジムニー、エンジンとボディを拡大した「ジムニーシエラ」に加え、2025年には利便性の高い5ドアロングボディの「ジムニーノマド」を追加。

 アウトドアブームも手伝ってヒットし、長期の納車待ちとなったほか、ジムニーノマドはわずか数日で受注を停止するなど、異例の人気ぶりとなっています。

 そんなジムニーですが、長い歴史を持ち、海外でも展開されていることから、実は非常に多彩なバリエーションが存在しています。

 一般的にはワゴン型ボディを想像しますが、それ以外にはルーフが幌となっているタイプ、ドアがない幌のタイプ、ボディの後部が幌になっているタイプなどがあるのです。

 そして、初代と2代目には、非常に画期的なピックアップトラック仕様が存在しました。

 これにより、もともとジムニーが持っている高い走破性や信頼性に、荷台を与えたことによる積載性と実用性が加わり、当時道路が未発達だったアジアやアフリカ地域などで支持されています。

 さらに、2代目に設定されていたトラック仕様「ジムニー1000 ピックアップ」(SJ40T型)は実は国内でも展開されており、1982年に販売を開始しました。当時の価格は95万円です。

 ボディサイズは全長3885mm×全幅1425mm×全高1720mm、ホイールベース2375mm。

 ベースは970cc 4気筒エンジンを搭載する「ジムニー1000」の輸出用ロングホイールベースモデルですが、全長は530mm延長。

 荷台サイズは1550mm×幅1320mmを確保し、最大積載量350kg、通常のトラックのようにアオリは左右と後ろが開く「3方開」タイプとし、使い勝手を高めています。

 非常に便利なモデルでしたが、残念ながら国内での販売は苦戦し、総販売台数はわずか300台ほどと言われています。

 以降、3代目や4代目にはトラック仕様が存在せず、国外仕様も設定はありません。

 しかし2019年1月、カスタムカーイベント「東京オートサロン2019」でスズキはジムニーシエラをベースにしたコンセプトカー「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を披露しました。

 コンセプトは「4WD性能と荷台の利便性を必要としているユーザーの頼れる相棒」。

 現行型の4代目でありながら、かつてのSJ40T型のように後部に荷台を備え、トラック化。荷台はスズキの軽トラック「キャリイ」の荷台を流用しており、それに伴って全長も300mm延長しています。

 さらに、ポップで鮮やかなイエローの外装やメッキパーツ、車体を一周するウッド風のステッカー、イエロー×チェックのシートなど、海岸沿いで映えそうなオシャレなモデルに仕上がっていました。

 残念ながら公開から6年以上が経過した現在、4代目にそうしたモデルを追加する動きは見られませんが、アウトドアレジャーや地方への移住などが一般化した現在、軽トラックを趣味や生活の相棒として使う人も増えています。

 ジムニーのオシャレさとトラックの実用性を融合したモデルが登場すれば、もしかするとヒット作になるかもしれません。

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