なぜ!?「免許試験場」が「電車で行けない場所」ばかり…ネット上でも不満多数「交通不便すぎる」「何とかして」 実は「納得の理由」があった! 「便利に免許更新」する裏ワザも!?
免許試験場が交通不便な場所に立地していることについて、ネット上でもよく話題になります。実際どういった理由があるのでしょうか。
行くのも一苦労!? 免許センターへの不満多数
「なぜ人は電車で行けない位置に運転免許センターを作ってしまうのか」という話題が、ネット上で頻繁に取り沙汰されているようです。
一体どういうことなのでしょうか。

これは、免許取得や更新などで利用する「免許試験場」が、多くの場合において、交通不便な場所に位置しているということへの不満と疑問が現れたもの。
最近でも、2025年3月にSNS上で先述の内容が投稿され、7万件を超える「いいね」が集まり、コメントでは多数の共感の声が集まっていました。
免許試験場は、運転免許を更新したり、新規取得などの手続きを扱う施設です。日曜日が閉まっていることが多く、平日にわざわざ休みをとって免許更新に出かける人も少なくありません。
しかし免許センターは、公共交通機関でのアクセスが悪い立地が多く、マイカー以外ではかなりの手間と時間が取られます。もちろん免許取得のために訪問する際は「無免許」なので、公共交通機関でしか到達できません。
「遠すぎる免許試験場」として、例えば以下の場所が挙げられる傾向にあります。
●京都府
所在地のある京都市伏見区の「羽束師(はづかし)」エリアは桂川堤防沿いにあり、JR京都線・阪急京都線・京阪からいずれも遠い鉄道空白地帯で、バスしか交通手段が無く不便だという声が見られます。
●岐阜県
岐阜市北部の山間部に設置されていて、鉄道が一切存在しないエリアにあり、最寄駅は直線距離でも8.5km離れた岐阜駅で、バスで40分かけて行くしかありません。まさに「僻地」といった立地です。
●栃木県
免許試験場は鹿沼市にあり、JRと東武線のあいだに広がる「鉄道空白地帯」にポツンとあります。最寄駅からバスで延々と“内陸部”へ行く必要があります。宇都宮駅からはバスで30分以上かかることもあるといいます。
●滋賀県
守山市の琵琶湖沿いにあります。このあたりはJR琵琶湖線も湖岸からはるか遠くを走っていて、JR守山駅から8kmの道のりで、湖西側のJR堅田駅からは有料道路「琵琶湖大橋」を渡ってくる必要があります。マイカーが使えない場合、バスで延々と移動する必要があり、やはり交通不便の声が見られます。
●神奈川県
横浜市旭区にあり、相鉄の「二俣川」駅から1kmの距離なので、徒歩でも行ける距離です。しかし、広い神奈川県にも関わらず、免許センターは二俣川の1か所しかなく、最寄りの施設を選ぶ余地がありません。
小田原や平塚、三浦半島、相模原方面などの住民には「一日仕事」となるほど長時間をかけて二俣川まで行く必要があり、不便となっているようです。
投稿ではほかにも「富山県も最寄り駅から歩いて40分くらいのところだな…」「青森は遺跡の近くにある」「静岡はもっと数多くしてほしい」といった声も。
いっぽう、駅から近い免許センターとして「高知は恵まれてた」「和歌山だとそれ用の駅がある」「その点群馬はすごい」という声もあります。
ほかにも「ほんとどこも不便すぎる」「送迎バスや市バス増やすとか、もうちょっとなんとかしてほしい」「新規取得の時以外は免許試験場に行かなくていいように、簡易な事務所をたくさん作ってほしい」という声が見られます。
たしかに遠い