160万円以下! ダイハツの斬新「“9人乗り”ミニバン」がスゴい! 全長4m級の「超コンパクトサイズ」×「対面シート」? インドネシアの「グランマックス」どんなクルマ!?

「ハイエースほど大きくなく、軽バンより頼もしい」そんな声に応えるような「9人乗り」モデルがインドネシアで販売されています。ダイハツ「グランマックス ミニバス」とは、いったいどのようなクルマなのでしょうか。

日本でも馴染みあるデザインで「9人乗り仕様」!?

 ダイハツ「グランマックス」は、東南アジア市場を中心に展開されている小型商用バン/トラックシリーズで、2007年からインドネシアでの生産が開始されたグローバル向けモデルです。

 OEM供給もおこなわれており、国内では今もトヨタ「タウンエースバン」やマツダ「ボンゴバン」の名で展開されています。

 その中でも注目されるのが、最大9人の乗車が可能なミニバン仕様の「グランマックス ミニバス」です。

全長4m級なのに「9人乗れる」!?
全長4m級なのに「9人乗れる」!?

 グランマックス(インドネシア仕様)のボディサイズは、全長4045mm×全幅1655mm×全高1930mm。これは日本仕様と同じです。

 ただし最低地上高は日本仕様の190mmよりも15mm高い205mmに設定されています。これは、悪路が多いインドネシアの道路事情が考慮されていると考えられます。

 エクステリアは、いかにも商用バンらしい機能優先の角張ったフォルムで、シンプルなフロントマスクに小径のヘッドランプを備えたものです。日本仕様とバンパー形状などの細部が異なるものの、基本は同じです。

 インテリアで特筆すべき点は、前述の通り“ミニバス”に設定される最大で9人乗りという座席構成とそのレイアウトです。

 わずか4m少々の限られた寸法のなかで、どのようにレイアウトされているのでしょうか。

 まず前列は、運転席と助手席の2人掛け。2列目は3人掛けベンチシートが配置されます。

 そして3列目には左右の壁側に沿って折りたたみ式の対面シートが備わり、合計で9人が乗車可能となっているのです。

 シート自体は簡素で、長時間乗車にはやや厳しさがあるものの、都市部の短距離移動や送迎業務には十分な実用性を備えています。

 装備については、基本的なエアコンとラジオを中心としたシンプルな構成が標準ですが、一部グレードには運転席エアバッグやABS、電動ミラー、後方センサーなどが採用されています。

 ただし衝突被害軽減ブレーキシステムやADAS(先進運転支援機能)などは搭載されていません。

 パワートレインは、1.5リッター直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力97PS・最大トルク134N・m)と、1.3リッター直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力88PS・最大トルク115N・m)の2タイプが設定され、トランスミッションはどちらも5速MTが採用されています。

 グランマックス ミニバスのインドネシア市場での販売価格は、1億7600万ルピアから2億2980万ルピア(約156万円から約204万円)と、コストパフォーマンスの高さが際立っています。

 現地では小規模な輸送業やタクシー、シェアライド車両としても活用されており、「経済的かつ実用的な人員輸送バン」として一定の評価を得ているようです。

 グランマックス ミニバスは、豪華装備も快適性も求めない代わりに“輸送の本質”を突き詰めたバンといえるでしょう。

 数値だけでは語れない「極限まで切り詰めた設計思想」にこそ、このクルマの価値が詰まっているのかもしれません。

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