全長4.7m級! トヨタの「7人乗り“SUVミニバン”」に大注目! 大迫力“台形グリル顔”×豪華「ブラウンインテリア」がカッコイイ! “悪路”も走れるアジアの「イノーバ」とは

トヨタが東南アジアで販売しているSUVミニバン「イノーバ」とはどのようなクルマなのでしょうか。

高い悪路性能とスタイリッシュデザインの「SUVミニバン」

 日本におけるミニバンは、低床で乗りやすいボディにスライドドアを備えているものが一般的ですが、途上国ではSUVとミニバンを融合させたモデルが人気です。

 トヨタが海外で販売している「イノーバ」も、まさにそうしたSUVミニバンとなっています。どのようなクルマなのでしょうか。

トヨタ「キジャン イノーバ ゼニックス HEV」(インドネシア仕様)
トヨタ「キジャン イノーバ ゼニックス HEV」(インドネシア仕様)

 イノーバは、2004年から主に東南アジアで展開している3列シートミニバンです。

 東南アジア地域の一部で残る未整備路面や狭隘な市街地、さらには突然の冠水などに対応するため、十分な最低地上高を持つほか、後席ドアは信頼性の高いヒンジドアが採用されています。

 販売する地域によっては「イノーバ ハイクロス」や「ゼニックス」、「キジャン イノーバ ゼニックス」「イノーバクロス」など異なる車名が用いられています。

 現行モデルは3代目で2020年に登場。プラットフォームには、コンパクトSUV「カローラクロス」などと同様のTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用しており、軽量化や安全性能の向上のほか、クルマとしての基本性能を高めています。

 コンセプトは「イノベーティブ・マルチパーパス・クロスオーバー」。耐久性や快適性など、あらゆる要素を兼ね備える“マルチに活躍できるクルマ”となっているといいます。

 ボディサイズは全長4755mm×全幅1850mm×全高1795mmで、ホイールベース2850mm。最低地上高は185mmです。

 エクステリアは大型の台形グリルや切れ長の鋭いヘッドライトを採用し、存在感を強調。メッキ加飾も随所にあしらい、上級ミニバンのような豪華さも演出。リアは「RAV4」などと共通性を感じる安定感のあるスタイルとなっています。

 インテリアは直線的なインパネやステッチを施したシートを備え、ブラウンの内装色も用意するなど、高級なイメージをもたせています。

 さらに上級モデルでは10インチのリアエンターテインメントモニターやブルーのアンビエントライト、パノラマルーフなどを備え、リアシートにオットマンも用意しています。

 パワートレインは、システム最高出力約186馬力・最大トルク188Nmを発揮する2リッター4気筒「ダイナミックフォース」ガソリンエンジン+モーターによるハイブリッドのほか、通常の2リッターのダイナミックフォースガソリンエンジンもラインナップ。

 駆動方式は前輪駆動(FF)で、トランスミッションは全車CVTです。

 安全装備はSRSデュアルエアバッグや前後のパーキングセンサーをはじめ、VSC(ヴィークルスタビリティコントロール)、ヒルスタートアシスト、パーキングカメラを装備。

 また、一部地域では衝突被害軽減ブレーキなどの予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」を採用し、同セグメントで高い安全性能を実現しています。

 価格は、インドネシアモデルのキジャン イノーバ ゼニックスで4億3060万ルピア(約381万円)から6億2820万ルピア(約555万円)までとなっています。

 現在のところ、イノーバが日本に導入される見込みはありませんが、迫力のあるエクステリアや豪華なインテリア、またミニバンとして安心できる悪路走破性などから、一部ユーザーにはヒットしそうなパッケージングに仕上がっています。

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