ダイハツ新型「ムーヴ」“スライドドア”初搭載! ライバルは「N-BOX」!? 135万円から&装備充実の「“最新”軽ワゴン」何がスゴい?
ダイハツ新型「ムーヴ」が発売されました。歴代モデル初のスライドドア車となった新型ムーヴですが、同じスライドドア車のホンダ「N-BOX」とライバル関係になりそうです。
「ムーヴ」にスライドドア初搭載!
2025年6月5日に、軽ハイトワゴンのダイハツ「ムーヴ」の新型モデル(7代目)が発売された。
ここではカタログを見ればすぐわかるような情報でなく、少し踏み込んだ内容をレポートする。

まずアウトラインから。新型ムーヴの生い立ちだけれど、車体形式が「5BA-LA850S(4WDは860S)」になり、従来からラインナップされるスライドドア装着の「ムーヴキャンバス」と同じ。
そして、7代目となる新型ムーヴにもスライドドアが装着され、そのため基本的に、新型ムーヴとムーヴキャンバスは“グレード違い”という認識でいいと思う。
デザインはけっこう違う。見ればわかる通り、ドアを含めた外板は全て新型ムーヴ専用で、驚くことにAピラーの角度まで寝かせているのだ。
Aピラーの角度を変えるのは簡単なことじゃない。私(国沢光宏)が知る限り、車体形式が同じでAピラーの角度を変えてきたのは新型ムーヴのみ。結果、ムーヴキャンパスよりスタイリッシュなデザインになったと思う。
特にフロントタイヤの上のフェンダー形状など、相当凝っています。
また、新型ムーヴとムーヴキャンバスのスペックを見ると、エンジンや駆動系、車重まで同じなのに、燃費(WLTCモード)は新型ムーヴのほうが0.3km/L(NAエンジン・2WD)劣っている。
開発担当者に理由を聞いてみたら「新型ムーヴのギア比はムーヴキャンパスより5%ほど低くしてあるためです。なぜかといえば、従来型と比べスライドドアの採用で車重が増えています。それをカバーするため、ギア比を低くしました。乗って頂ければわかると思いますがムーヴキャンパスよりキビキビ走ります」
つまり、先代ムーヴから新型ムーヴに乗り換える人を意識したとのこと。興味深いことに新型ムーヴの実用燃費は、カタログ燃費が少し良いムーヴキャンパスと変わらないという。
実際に乗ると加速が良いため、結果的にアクセルを踏む量が少ない傾向なのだとか。
ターボエンジン搭載の「RS」はアクセルを全開に加速するとCVTながら多段ギアのようなステップ変速を行う。同じ回転で加速するよりも、ずっと気持ち良いという理由によるものである。
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