トヨタが「新型“SUV”ワゴン」を初公開! 新たな「“高性能”ステーションワゴン」は全長4.8mサイズדめちゃ広ッラゲッジ”採用! 来春発売の「bZ4Xツーリング」どんなモデル?
トヨタが2025年5月に発表した新型「bZ4Xツーリング」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
日本でも発売される「bZ4Xツーリング」とは
トヨタは2025年5月15日、新たなバッテリーEV「bZ Woodland(bZウッドランド)」を北米で世界初公開しました。
新型bZウッドランドは日本でも「bZ4X Touring(ツーリング)」として2026年春頃に発売する予定とのことで、今回はこの車両がどんなモデルなのかをチェックします。

新型bZウッドランドは、カーボンニュートラル社会の実現に向けたマルチパスウェイの取り組みのもと、北米にてバッテリーEVのラインアップを拡充していく戦略のひとつとして投入されます。
同月には「bZ」「C-HR」が披露されており、これらの新型車とともに、SUVタイプのバッテリーEVを拡充する狙いがあります。
日本での車名がbZ4Xツーリングとなっていることからも分かるように、このモデルはすでに販売されているバッテリーEV「bZ4X」がベースのステーションワゴン版という位置づけです。
フロントマスクを見ると現在販売中のbZ4Xとは異なりますが、2025年後半にはこの「ハンマーヘッドデザイン」を纏った新型bZ4X(大幅改良モデル)の登場がすでにアナウンスされており、bZ4Xツーリングもこのデザインを踏襲しているというワケなのです。
新型bZ4Xでは現行型とボディサイズが変わらず、全長4690mmを維持しているということを踏まえると、新型bZ4Xツーリングは全長4830mmということで、リアのオーバーハングが延長され、荷室スペースが拡大されていることが分かります。
フロントマスクのデザインは、バンパーの形状が若干異なるなどの差異はあるものの、新型bZ4XもbZ4Xツーリングも共通したもの。
いっぽうのリアはバンパーまで伸びた個性的なテールランプを持つbZ4Xに対し、bZ4Xツーリングは横一文字のテールランプを採用しており、リアの見た目の印象は大きく異なっているのが特徴です。
現在のところ、日本仕様のパワートレインがどうなるかは明らかとなっていませんが、北米向けのモデルでは、74.7kWhの大容量バッテリーを搭載し、航続距離はAWD(四輪駆動)モデルで約260マイル(約418km)とされています。
なお、この航続距離は北米EPAモード走行距離での数値であるため、日本のWLTCモードとは異なる点には注意が必要ですが、多少の増減があったとしても、十分な航続距離を備えていると言えるでしょう。
すでに発表されている日本仕様の新型bZ4Xのスペックでも、AWDモデルは74.7kWhのバッテリーが搭載されるということや、航続距離が現行型比で「約20%の改善」とアナウンスされていることから、ツーリング化による重量増を鑑みても、現行型(540km)並みか、それ以上の航続距離となりそうです。
ちなみに新型bZ4Xの74.7kWhバッテリー搭載モデルはAWDで、システム最大出力は252kWと、現行モデルの160kWから大幅にパワーアップがなされています。
もしbZ4Xツーリングにも同様のものが搭載されれば、かなりパワフルになることは間違いなく、登場が待ち遠しい1台といえるのではないでしょうか。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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