約95万円! スズキの「“新”スーパーキャリイ」がスゴい!? 軽規格超えた「デカボディ」×5速MTのみ!シンプル極めつつ「安全装備」も充実の印国改良モデルとは
スズキのインド法人 マルチ・スズキは、小型トラック「スーパーキャリイ」の一部改良を実施したと発表しました。
安全性能を向上した「シンプルイズベスト」モデルとは
スズキのインド法人 マルチ・スズキが2025年3月4日に発表した、小型トラック「スーパーキャリイ」の一部改良。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

スズキ「キャリイ」は初代モデルが1961年に登場。当初は「スズライトキャリイ」として展開され、以後60年以上にもわたり、軽トラックの定番モデルとして非常に強い支持を受けているクルマです。
いっぽう海外市場では、同じ「キャリイ」の名称を採用しながらも、地域により様々なバリエーションが展開されています。そのひとつが、インドで2016年8月に登場した小型トラック「スーパーキャリイ」です。
インドにおいて累計22万台以上が販売され、小型トラックのセグメントでシェアトップを確保しています。
ボディサイズは全長3800mm×全幅1562mm×全高1883mm、ホイールベース2110mm。これは軽自動車規格の日本仕様と比較して大きなサイズと言えます。
デザインは日本仕様のキャリイとは異なり、機能に根付いた非常にシンプルな設計。大きなヘッドライトや樹脂バンパーなど、エクステリアは実に簡素です。
いっぽうインテリアは実用性を最も重視し、ロック可能なグローブボックスや多目的収納スペース、2名分のボトルホルダーを設け、室内の広さを追求した空間を実現。
インパネには特段の加飾も無く、ステアリングはいわゆる3本スポークのシンプルなものを採用。さらにドア内張りや足元は外板が露出するほどで、まさに必要最小限でコストを抑えています。
パワートレインは最大出力80.7馬力・最大トルク104.4Nmを発揮する1.2リッター「アドバンストKシリーズデュアルジェット・デュアルVVT」採用の新エンジンを搭載。「ガソリンタイプ」と「CNGタイプ」の2種類展開されています。
組み合わせるトランスミッションは5速MTのみ。
車両盗難を防止するエンジンイモビライザーシステムやフロントディスクブレーキ、リバースセンサー、シートベルトリマインダーを装備するなど、安心・安全性能は確保されています。
そして今回の一部改良で、新たに小型トラックセグメントでは初となるESPを採用。ABSやEBD(制動力配分システム)、HBA(油圧ブレーキアシスト)を組み合わせて滑りやすい路面での走行安定性を高めました。
インドでの価格は56万4000ルピー(約95万円)から64万9000ルピー(約110万円)です。
発表当時もネット上では「100万円切りはすごいですね」「ほしい」「シンプルイズベスト」という期待の声が寄せられるほど。
また「この辺なら1t積みのライトトラックの空白を埋められそう」「日本に1トン積みクラスが無いから売れそうだけどね」など、日本展開に期待する声が現在も上がっているクルマです。
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