トヨタ「新型ランクルミニ」今秋発表か 「ランドクルーザーFJ」商標取得済み!? 新デザインも明らかに…丸目&カクカクボディ採用!? レトロ顔なのか?
現在、トヨタ「ランドクルーザーシリーズ」として、70系・250系・300系がラインナップされています。一方で以前から弟分的なモデル(ランクルミニ)が登場すると言われてきました。その登場が2025年秋という可能性が高まっているようです。
新型「ランクルミニ」ついに登場か!?
トヨタ「ランドクルーザーFJ(仮称)」の存在が、いよいよ現実のものとなってきました。
『世界知的所有権機関(WIPO)』の公式HPを見ると、トヨタがランドクルーザーFJと見られるモデルの意匠登録をフィリピンで行った旨が、2025年3月9日付けで公示されています。

この公示内容によれば、フィリピンの法律事務所が、2024年1月30日に新型車の意匠登録を出願したとあります。
出願者はトヨタ自動車株式会社、デザイン作成者として日本に籍を置くデザイナーらしき人の名が2名分、さらにフランス在籍のデザイナーの名前も記されています。
気になるのはそのデザインですが、2023年8月に開催された「ランドクルーザー250」ワールドプレミアの中で流されたティーザー映像とほぼ同じ。
映像では真横のシルエットでしたが、公示ページではCGで製作された斜め前方からのデザインがハッキリと見えます。
これを見る限り、2021年に行われたトヨタの「バッテリーEV戦略説明会」において、お披露目されたコンセプトカー「コンパクトクルーザーEV」に酷似していることが分かります。
まず全体のフォルムですが、コンパクトクルーザーEVのようなルーフレールやルーフ後端部の大胆なカットはないものの、横から見た形状やグラスエリアのデザインはほぼ一緒。
ボディの凹凸もコンパクトクルーザーEVほど複雑ではありませんが、フロントフェンダーから後ろに続く樹脂製と思われるパネル部分は、むしろ新型車のほうが大胆なものになっています。
気になるマスクは、ほぼコンパクトクルーザーEV。
コの字形のデイライトの中に、250系のようなLEDヘッドライトが1灯入っているように見えます。
“FJ”の名前を冠する以上は丸目デザインが期待されましたが、残念ながら性能が優先されたようです。
ボンネットにはコンパクトクルーザーEVにあるようなエアインテークはなく、比較的シンプルな意匠となりました。
全体的にはコンパクトクルーザーEVほど先進的なデザインではなく、どちらかと言えば大人しめ。250系の弟分のような印象を受けます。
もしこのモデルが「ランドクルーザーFJ」として登場するのであれば、ランドクルーザーファンからは賛否両論が沸き起こりそうです。
というのも、ランドクルーザーでFJといえば、多くのファンが思い浮かべるのが「ランドクルーザーFJ40」だからです。
日本のみならず、北米やオーストラリアなど海外でも熱烈なファンが多い同モデル。
未だに大切に乗っているユーザーが少なくありません。2006年から2023年(日本では2018年)まで販売された「FJクルーザー」は、FJ40型をネオクラシックデザインで再創造したため、世界で人気を博しました。
今回、WIPOのHP上に掲載された新型車のデザインは、FJクルーザーのフォルムは多少残しているものの、ランドクルーザーかつFJと言ってしまうにはそのDNAが希薄かもしれません。
私見としてはFJというよりは、40系のバリエーションだったBJ44/ 46Vに近いイメージがあります。
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