トヨタが「“新”クラウンセダン」発表! 22年ぶり復活の「オシャレ2トーン」新採用!全長5m級の「“ビッグ”な正統派FRセダン」! 新登場の「Z“THE 70th”」なにが違う?
トヨタは2025年5月22日、クラウンの誕生70周年を記念した特別仕様車「Z“THE 70th”」を発表しました。伝統と革新が融合する特別な1台の魅力とはどのようなものなのでしょうか。
斬新2トーンの新クラウン
2025年5月22日、トヨタはクラウンの誕生70周年を記念し、クラウン(セダン)の特別仕様車「Z“THE 70th”」を発表しました。
このモデルは通常の「Z」グレードをベースに、外装・内装に特別装備を施したモデルで、HEVとFCEVの両パワートレーンに対応しています。

クラウンは、日本初の本格国産乗用車として1955年に誕生。以来、“高級セダンの代名詞”として長年にわたり愛されてきたフラッグシップモデルです。
現行モデルは16代目。クラウンシリーズ初のSUVを、伝統のFRレイアウトを廃して登場させるなど、デビュー当時は騒然となるほどの注目を集めました。
現在では「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」の4スタイルを展開し、人気を回復しています。TNGAプラットフォームの採用により、電動化技術と洗練されたデザインを融合。高い走行性能と先進装備を備え、グローバル展開も視野に入れた革新的なモデルへと進化しています。
このうちクラウンセダンは2023年11月に発売。歴代のクラウンらしい特徴を継承した「正統派」モデルとして投入されています。
ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mmと、全長5mを超える大柄なサイズ。ホイールベースは3000mmです。
独立したトランクを持つ4ドアセダンボディに、駆動方式はFR(後輪駆動)を採用し、パワートレインは、2.5リッターエンジンの「マルチステージハイブリッドシステム」(HEV)ほか、クラウン史上初となるFCEV(燃料電池車)も設定しています。
今回発表された「Z“THE 70th”」は、そんなセダンをベースとした特別仕様車で、“世界に誇る日本のクラウン”をテーマに開発。専用の外装と内装が大きな特徴です。
エクステリアでは、本モデル専用となるバイトーンのボディカラー(メーカーオプション)として、「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」および「プレシャスメタル×プレシャスブラックパール」を設定。これらのカラーは“日本の風景との調和”をテーマに開発されたものです。
ちなみにクラウンのセダンに、2トーンが設定されるのは、2003年まで展開されていた11代目モデル以来22年ぶりです。
さらに、マットブラック塗装を施した20インチアルミホイールを採用。加えて、「THE 70th」ロゴ入りの専用サイドデカール(メーカーオプション)も設定され、記念モデルらしい特別感を演出しています。
インテリアには、ブラックラスターの特別内装色を採用。インストルメントパネルやセンターコンソール、ドアトリムにはブラックの杢目調パネルを配し、落ち着きと高級感が両立された空間が広がります。
そのほか、「THE 70th」ロゴ入りプレミアムシフトノブや、専用レーザー加飾付きのインストルメントパネル、クラウン専用キー、プロジェクションカーテシイルミ、専用マニュアルケースなど、記念モデルにふさわしい装備が充実しています。
なお、同時に発表されたクラウン専門店「THE CROWN」専用モデル「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」では、専用外板色「マットメタル」やTMコート処理などの特別な外装仕様が採用されています。両モデルは、20インチアルミホイールや一部の内装仕様を共通としています。
さらに、アップグレードサービス「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」も同時に設定され、メーカーオプションパッケージ“BLACK PACKAGE”を装着しているユーザーを対象に、2つの特別仕様車に採用されたホイールへ交換するサービスが提供されます。
クラウン Z“THE 70th”は、6月2日より全国の販売店を通じて発売される予定です。
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