ホンダ「コンパクトSUV」がスゴい! 全長4.5m級に“3列・7人乗り”の「ちょうどイイサイズ」! 日本でも売れそうな東南アジアモデル「BR-V」とは

日本では、3列シート・7人乗りの小型車といえばミニバンですが、東南アジアではSUVタイプが販売されています。ホンダの「BR-V」もそのひとつです。

日本になぜない!? 秀逸な“高効率パッケージ”のSUV「WR-V」

 ホンダが東南アジアで販売している小型SUV「BR-V」。小さなボディながら最大乗員は7名を確保するという、スペース効率のいいモデルです。いったいどのようなモデルなのでしょうか。

全長4.5m級ד3列・7人乗り”の「ちょうどいいSUV」!
全長4.5m級ד3列・7人乗り”の「ちょうどいいSUV」!

「WR-V」「ヴェゼル」「ZR-V」そして「CR-V」と、4種のSUVをラインアップしている国内ホンダですが、海外には日本で販売されていないSUVがまだまだあります。東南アジアで販売しているBR-Vもそのひとつです。

 BR-Vは、2015年12月に初代モデルが登場し、東南アジア市場で大ヒットしているモデルです。初代は6年間でなんと約25万台以上も売り上げたそう。

 現行モデルは2021年に登場した2代目で、ボディサイズは全長4490mm×全幅1780mm×全高1685mm、ホイールベースは2695mm。

 ヴェゼル(全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm)よりも大きく、ZR-V(全長4570mm×全幅1840mm×全高1620mm)よりもやや小さいというサイズ感です。

 シートレイアウトは2-3-2の7人乗り。最低地上高は209mmと高めに設定されており、東南アジアに多くみられる背の高いクロスオーバーSUV風のスタイリングです。

 エクステリアは、WR-VやCR-Vに似た角型のLEDヘッドライトと四角いフロントグリルが特徴的。左右ヘッドライトを繋ぐシルバー加飾からは高級感が感じられます。

 ホイールアーチには樹脂製オーバーフェンダーが装備されていたり、ボディの前後左右にはスポイラーが装備されるなど、現地の需要が反映されたデザインとなっています。タイヤサイズは215/60R16もしくは215/55R17です。

 インテリアには、運転席前メーターには4.2インチディスプレイを、センターディスプレイには7インチディスプレイを採用。

 シフトノブはシンプルなストレートゲート方式で、サイドブレーキは手引き式です。

 3段階で背もたれの角度調節ができる2列目シートは6:4分割式、2段階で調節ができる3列目シートは5:5分割式で、2列目、3列目共に前方に倒すシート格納方式です。

 3列目シートにもドリンクホルダーや電源ポートが設置されているなど、多人数乗車時の利便性もしっかりと考えられています。

 パワートレインは、最高出力121PS、最大トルク141Nmの1.5リッター直列4気筒「i-VTEC」ガソリンにCVTの組み合わせのみで、ハイブリッド車「e:HEV」の設定はありません。

 先進運転支援システムは、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKAS(レーンキープアシスト)、衝突回避ブレーキ(CMBS)、オートハイビーム(AHB)などが備わる「ホンダセンシング」が標準装備されています。

 車両価格は、タイの現地価格で91万5000バーツから97万7000バーツ(約401万円から428万円)。

 タイで販売されている「HR-V e:HEV」(日本名「ヴェゼル e:HEV」/細部の仕様は異なる)は94万9000バーツ(約416万円)からと、ほぼ同じ価格帯ですが、3列シートのクロスオーバーSUVがヴェゼル e:HEVと同価格にあると考えれば、けっこうお買い得ともいえます。

※ ※ ※

 ホンダは、小さなボディで限りある空間を活用するパッケージングが得意です。

 3列シートSUVとしてはコンパクトなボディサイズのBR-Vも、ホンダならではのパッケージングのよさが支持されているのでしょう。

 もし日本に導入されたら、面白いことになるかもしれません。

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