【実録】農家の4トントラックが一夜で消えた─ 「対策はしていたのに…」 盗難の手口と被害から学ぶ、愛車を守る防犯術とは
農家の4トントラック盗難再発防止の防犯対策とは
2度と同じ盗難被害に遭わないためには、自分たちで防衛策を強化する他ありません。
まずセーフティーローダー搭載のトラックを使わないときは、荷台を地面に降ろしておくことを決めました。
荷台を降ろしておくだけでも盗難に遭った場合に時間を稼げ、気づく可能性を高められます。
次にハンドルとタイヤにロックを掛ける盗難防止アイテムを導入し、より堅牢な防犯体制を構築。予算があれば小型の隠しGPSを導入するのも1つです。
また駐車スペースや門には赤外線センサータイプの警報機も導入し、不審者の侵入を察知できるようにしました。
4トントラックの盗難以降、被害はないものの油断は禁物です。あなたの愛車もいつ狙われるか分からないため、できる限りの防犯対策はしておいても損はないでしょう。

補足情報として、自動車の盗難対策には補助金が交付される自治体があります。
現に車両の盗難被害が多い茨城県では、ハンドルロックやタイヤロックなどの盗難防止グッズの購入に最大5,000円の補助金を交付しています。(引用:阿見町「自動車等盗難防止装置購入補助金」)
また茨城県警察では「自動車関連犯罪情報提供報奨金制度」を設け、自動車盗難をたくらむ被疑者の情報提供に最大3万円の報奨金を支払う制度を発足しています。(引用:茨城県警察「自動車関連犯罪情報提供報奨金制度」)
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農家の大切な仕事道具である4トントラックを盗む行為は、決して許されることではありません。
しかし盗難被害を想定した防犯対策を取れていなかった事実も、落ち度であることは否めないでしょう。
今回の体験談を参考に、あなたの愛車を魔の手から守るための振り返りとして、いま1度盗難対策できているかをチェックする機会にしてみてください。