ホンダ「“新”フリード」はツヤ感マシマシ!? 人気の「e:HEV」モデル一部改良で何が変わった? “ちょうどいい”「コンパクトミニバン」販売店への反響とは
ホンダは2025年1月20日、コンパクトミニバン「フリード」の一部改良モデルを発表しました。販売店にはどのような反響がよせられているのでしょうか。
「フリード」一部改良モデルに販売店での反響は?
ホンダは2025年1月20日、「フリード」の一部改良モデルを発表しました。
どのような改良が行われ、販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。

フリードは、「モビリオ」の後継として2008年に初代モデルが登場しました。実用性の高さからファミリーユーザーを中心に安定した支持を集めているコンパクトミニバンです。
2024年6月に現行となる3代目モデルが登場。歴代モデルでも好評だった扱いやすいサイズを維持しつつ、使い勝手の良さや走行性能をさらに向上させました。
現行モデルのボディサイズは全長4310mm×全幅1695mm〜1720mm×全高1755mm、ホイールベースは2740mmです。
デザイン面では「エアー(AIR)」と「クロスター(CROSSTAR)」の2タイプが用意され、エアーはシンプルながら洗練されたスタイル、クロスターは力強くアクティブな印象が特徴です。
インテリアは視認性や操作性を重視した水平基調のレイアウトが採用され、7インチ液晶メーターを搭載。直感的に扱えるスイッチ配置を採用し、快適性も考慮されています。
パワートレインは1.5リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドが設定され、ハイブリッド車では2モーターハイブリッド「e:HEV」が搭載されました。駆動方式は、FFとリアルタイム4WDを設定しています。
今回実施された一部改良は、e:HEVモデルが対象となっています。
外装塗装に新たなクリア素材が使われ、艶感と耐久性が向上。従来比で1.5倍以上の耐久性を実現。
さらに、安全運転支援機能であるアダプティブドライビングビーム、後退出庫サポート、マルチビューカメラシステム、LEDアクティブコーナリングライトが全グレードでメーカーオプション設定され、選択肢の幅が広がりました。
価格(消費税込み)は、e:HEVモデルが302万2800円から360万2500円です。
では、販売店にはどのような反響が集まっているのでしょうか。
関東圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。
「ご家族で日常的に使うという方はもちろんですが、最近はキャンプや自転車を積んでのレジャーを楽しむ30代以降の男性から、クロスターの5人乗りが人気でよくご注文される方が多いです。
平日は子どもの送迎や保育園の送り迎えに使い、週末になると趣味のキャンプや釣りに出かけるといった使い方です。
後席を倒して大きな荷物を積み込めるため、テントやクーラーボックスなどもそのまま載せられるという点が選ばれている理由だと感じます」
このように、日常からレジャーまで幅広く対応できることが、クロスターを選ぶ決め手になっているようです。
一方で、同担当者は次のようにも話しています。
「ハイブリッドモデルは、ガソリンモデルよりも受注数が多い為、納期が半年程度はお待たせしてしまう場合もあります」
そのため、どちらのモデルを選ぶかは、納期の差も判断材料のひとつになっているようです。
また、関西圏のホンダ販売店担当者は次のように話します。
「『塗料が変わっただけで何か変わるのか』というお問い合わせがありますが、艶感が従来のものと違うので、軽く拭くだけでも綺麗さを保てますし、耐久性も上がっているため、小傷を気にせず乗れるのは大きなポイントです。
とくに屋外駐車をされている方には、『強い日差しや雨風でも劣化しにくいので安心できる』というお声をいただいています。
屋根付きの駐車場でなくても状態を維持しやすいという点は、実際の使用環境を考えると大きなメリットになると思います」
実際に屋外駐車を前提とした使い方をするユーザーにとって、新たな塗装の耐久性向上は、日々のメンテナンス負担を軽減する安心材料になっているようです。
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デザインや使い勝手、安全性に磨きをかけた新型フリードは、様々な利用用途のユーザーからの支持を集める存在。
実用性と快適性を兼ね備えたコンパクトミニバンとして、今後の動向にも注目が集まりそうです。
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