日産「エルグランド」ついに一部受注終了を公表! キング・オブ・ミニバン“現行モデル”15年の歴史に幕! 注目あつまる「次期型エルグランド」どんなモデルになる?
日産は、大型高級ミニバン「エルグランド」の一部のグレード、ボディカラー、オプションなどについて新規注文受付を終了したと、公式サイトにて発表しました。
日産「エルグランド」ついに一部受注終了!
日産は、大型高級ミニバン「エルグランド」の一部のグレード、ボディカラー、オプションなどについて新規注文受付を終了したと、公式サイトにて発表しました。
エルグランドの現行モデルである「E52型」は2010年8月に発売。改良を繰り返しながら約15年にわたって販売されてきましたが、この発表によってまもなく幕を下ろし、全面刷新の予告された“次期型”へと切り替わることになります。

エルグランドの歴史は、1997年5月に登場した初代モデルから始まりました。
当時の大型ミニバンは、「商用ワンボックスカーをベースとする乗用車」といった仕立てのモデルが一般的でしたが、初代エルグランドは押し出し感の強いフロントマスクと豪華なインテリア、そしてパワフルなエンジンを搭載して一世を風靡。
大ヒットを記録するとともに、“高級ミニバン”という新ジャンルを確立した、エポックメイキングな存在でした。
2002年5月に登場した2代目エルグランドは、トヨタから「アルファード」や「ヴェルファイア」、ホンダからは「エリシオン・プレステージ」といった競合車も登場したため、エルグランドの独占市場とはいかなくなりましたが、高級ミニバンというカテゴリはさらに活性化します。
そして先述したように、現行型こと3代目エルグランドは2010年8月に発売。
このモデルでは、駆動方式を従来のFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)に変更したほか、低重心プラットフォームを採用するなど、これまでの方向性を大きく変えてスポーティ路線に舵を切りました。
しかしそれから約15年が経過した現在では、エルグランドに発売当初ほどの勢いはなく、マイナーチェンジや一部改良を繰り返したとはいえ、ライバル車は数世代先にまで進化してしまった現状があります。
もちろん日産もこの状況を理解しており、2025年4月22日に4代目となる新型エルグランドの登場を予告。
明確な発売日まではアナウンスされていませんが、それと並行して現行型の生産終了もそう遠くないタイミングで発表されると予想されていました。
今回の日産の発表では、一部のグレード、ボディカラー、オプションなどについて新規注文受付を終了。
全てのグレードが新規注文できなくなったわけではないので、現行モデルの購入を希望する人は、早めにディーラーに問い合わせてみた方が良さそうです。
また、現行エルグランドの最新の工場出荷時期目処は「2~3ヶ月程度」とのことです。
※ ※ ※
まもなく登場するであろう新型エルグランドは、これまで同車に設定のなかった日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を採用するとみられています。
このユニットは、新開発の発電専用1.5リッターエンジンと、モーターやインバータなどの部品をコンパクトにユニット化して小型・軽量化を図り、現在のe-POWERの弱点となっていた高速燃費の向上を実現した第3世代の新システムを搭載するとのこと。
すでに公開されているティザー画像では、フロントとリアの一部のみしか確認できないものの、最新の日産デザインに則り、フロントは横一文字のシグネチャーライト、リアには横一文字のテールランプと「NISSAN」の文字ロゴが備わるもので、エルグランドにふさわしい威厳のあるデザインに仕上がっていると予想されます。
日産のラインナップの中でも強大なブランド力を持つエルグランドが、再び「キング・オブ・ミニバン」の称号を取り戻せるのか、期待と注目が集まっています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。