トヨタの「“万能”商用バン」がスゴイ! 「3列9人乗りミニバン」&「全長6m超えの最大級バン」仕様もあり! “ワイドグリル”がカッコイイ「プロエース」シリーズがポーランドでシェア独占

トヨタの「プロエース」シリーズがポーランド市場での登録台数が以前好調であることを発表しました。一体どのような状況なのでしょうか。

トヨタの商用バン「プロエース」シリーズが絶好調!

 トヨタのポーランド法人は、同国における商用バン「プロエース」シリーズの販売が好調であると発表しました。

ワイドグリルがカッコイイ“万能”商用バン!
ワイドグリルがカッコイイ“万能”商用バン!

 プロエースシリーズは、欧州市場向けに展開されるトヨタの商用バン群で、「プロエース」「プロエースシティ」「プロエースマックス」の3モデルで構成されています。

 中型バンに位置付けられるプロエースは、トヨタと旧PSAグループ(現ステランティス)が共同開発したモデルで、広い荷室と多彩なシートレイアウトが特徴。商用・乗用の両仕様が用意され、電動モデルも展開されるなど、都市部での利便性と環境性能を両立しています。

 プロエースシティは、旧PSAグループからOEM供給されるコンパクトバンで、プジョー「リフター」やシトロエン「ベルランゴ」の姉妹車にあたります。小回りの効くサイズながら積載性にも優れ、商用仕様「バン」と3列シート・9人乗りの乗用仕様「ヴァーソ」がラインナップ。欧州では高い人気を誇る小型配送車です。

 プロエースマックスは、2023年に追加された新モデルで、ステランティスからOEM供給されるHDV(大型配送車)セグメントに属する最大級バンでフィアット「デュカト」の兄弟車です。広大な荷室を備え、大型貨物や長距離輸送にも対応。電動仕様も設定されています。

 この3モデルはいずれも高い信頼性と実用性から、法人だけでなく個人ユーザーからの支持も集めています。

 2025年第1四半期(1~3月)における「トヨタ・プロフェッショナル」ブランドの登録台数は、前年同期比40.3%増の4030台を記録。市場全体の伸び率(6.2%)を大きく上回る好調ぶりで、中でも「プロエースシティ」と「プロエース」の販売が牽引しました。

 プロエースシティは1810台を販売し、CDV(小型配送車)セグメントで31.6%のシェアを獲得。5年連続で同カテゴリの首位を維持しています。内訳は乗用「ヴァーソ」が917台、貨物用「バン」が893台と、用途を問わず幅広く支持されています。

 プロエースは965台を販売し、MDV(中型配送車)セグメントで19.7%のシェアを占めました。乗用仕様が539台、貨物仕様が426台で、3月単月では288台が登録されました。

 さらに、プロエースマックスも1〜3月で819台を販売し、HDV(大型配送車)セグメントで9.6%のシェアを獲得。新たな戦力として好調な滑り出しを見せています。

 加えて、トヨタは商用EVバン市場でも存在感を発揮。2025年第1四半期の電動商用バンの登録台数は140台で、シェアは34.8%に達し、2位・3位ブランドの合計を上回るトップの座を獲得しました。

 電動モデルの内訳は、プロエースシティが49台(CDV BEVで38.6%シェア)、プロエースが42台(MDV BEVで36.2%)、プロエースマックスが49台(HDV BEVで32.9%)と、いずれも各カテゴリでトップの販売実績となっています。

 今回の結果を受けて、トヨタはポーランド市場における商用車のシェア拡大と、電動化戦略のさらなる推進を掲げています。高い実用性と信頼性、そして電動化対応を武器に、今後の動向にも注目が集まりそうです。

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