日産「次期型キューブ」!? “カクカク”ボディの「“軽”ワゴン」に反響多数! 斬新「“最低限すぎる”真っ白内装」採用の「Teatro for Dayz」が話題に
日産は、2015年に開催された「第44回東京モーターショー」にて、「TEATRO for DAYZ」というコンセプトカーを出展しました。このクルマについて、現在でも様々な反響が出ています。
日産「次期型キューブ」!?
日産は、2015年に開催された「第44回東京モーターショー」にて、「TEATRO for DAYZ」というコンセプトカーを出展しました。
このクルマについて、現在でも様々な反響が出ています。

TEATRO for DAYZは、日産が開発した軽自動車EV(電気自動車)。2020年に免許を取得する世代をターゲットに作られたクルマです。
この世代のユーザーは物心ついたときからすでにインターネット環境が整備されており、SNSなどで仲間とのつながりを楽しむデジタルネイティブと定義。
そんなユーザーが仲間と自分の体験をシェアする素材の1つとして、クルマを提案したモデルとなっていました。
特徴としては、ユーザーの創造性を邪魔しないように極力プレーンな内外装にし、エクステリアから速さや大きさ、優雅さといったわかりやすい要素をあえて排除していることが挙げられます。
インテリアも、運転に必要な最小限の操作機器のみを搭載。空調やオーディオの操作はボイスコントロールやモーションセンサーで行い、メーター類やナビゲーションの画面も運転中は表示されるものの、クルマを停止させれば消えて真っ白な世界になるようにされていました。
上記の真っ白なインテリアは、映像を投影することができるスクリーンの機能を有しており、気分に合わせてデザインを自由に変更できるようになっています。
車名のTEATROはイタリア語で劇場やシアターを意味していて、車内空間を自分好みのシアターにできるという意味も込められていたのです。
エクステリアもインテリア同様、白を基調とし、ボディ下部にはユーザーが自己表現を楽しむためのLEDスクリーンが設置されています。
デザインは軽自動車ということもあり、室内スペースを最大限確保するためにボディサイドを立てたスクエアな形状となっており、フロントマスクにVモーショングリルを備えてひと目で日産車とわかるようにしつつも、シンプルで飽きの来ないものとなっていました。
登場当時は、そのデザインから“次期型キューブなのでは?“と言われることもありましたが、実際は2019年の東京モーターショーでは軽自動車クラスの小型EVコンセプトカーのIMkコンセプトが発表され、2022年にはサクラとしてデイズベースのEVが実際に登場しています。
このような特徴を持つTEATRO for DAYZに対し、現在出ている反響は、「これは期待できそう」「コンセプトがとても魅力的でした」「むちゃくちゃ好きだった。あれくらい日産には攻めてもらいたいんだけど」というもの。
自由にデザインを変更できる真っ白なインテリアをはじめとした、既存のクルマとは大きく違う内容を魅力的に感じるユーザーは多いようです。
コンセプトカーならではの遊び心といった感じで、市販化するのは困難かもしれませんが、これぐらい攻めたクルマを出してほしいと声を上げているユーザーが多く見られました。
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若いユーザーが自分の体験をシェアする素材の1つとして提案されたコンセプトカー、TEATRO for DAYZ。
従来のクルマのイメージとは大きくかけ離れた、新世代向けならではの仕様となっています。
ターゲット層に当てはまっているかは不明ながら、ユーザーからの反応も上々で、仮に市販化されれば大きな話題を生むことは間違いなさそうです。
10年も前の記事を蒸し返して、何が面白い?