27年ぶり復活に!? 日産「新型500SX!?」が超カッコイイ! 新時代のデザインまとった現代版「180SX」予想CGがスゴイ

Valentin Komkov氏は日産「180SX」を現代に蘇らせた「500SX」というモデルのレンダリングを公開しました。実現すれば27年ぶり復活となるこのモデルは、どのような仕上がりなのでしょうか。

日産「180SX」が現代に復活!「500SX」とは?

 CGアーティストであるValentin Komkov氏は、「500SX」というモデルのレンダリング画像を公開しました。

 同氏はこのモデルについて、「日産『180SX』を再解釈し、昔ながらの魂と現代的なトレンドと融合させたモデル」と説明しています。

リトラも採用!
リトラも採用!

 180SXは1989年に3ドアハッチバックのクーペとして誕生しました。FRレイアウトを採用し、軽快な操縦性を実現したモデルとして人気を集めました。

 日産「シルビア(S13型)」と基本構造を共有しつつ、リトラクタブルヘッドライトや丸みを帯びたテールなど、より個性的で若者向けのデザインを特徴としていました。

 また、高性能なターボエンジンや5速MTの設定もあり、ドリフトなどモータースポーツ用途でも注目を集めたモデルです。

 しかし、約10年間の生産期間ののち、1998年には生産を終了しています。

 そんななかCGアーティストであるValentin Komkov氏がデザインしたのが、500SXです。

 500SXは全体的にクーペライクなシルエットで近未来的な印象を与えつつも、ブラックのルーフやリトラクタブルヘッドライト、低いボンネットなど、180SXを想起させることが特徴的です。

 一方で、LEDライトや格納式ドアハンドル、前後ブリスターフェンダーなど新しいデザイン要素も見られます。

 そして、制作を務めたValentin Komkov氏は500SXのコンセプトについて次のように説明しています。

「180SXの象徴的な90年代の伝統と、最先端の美学を融合し、革新と伝統を重視しました。

 洗練された空気力学的なボディラインから精密に設計し、500SXは昨今のJDM文化的な職人技、スタイル、パフォーマンスを反映しました」

 また、同氏は日本車文化のファンで、今回のレンダリング画像はそれに向けた「ラブレター」であるとも説明し、「心を込めて作り上げたもの」としています。

 さらに、500SXの反響については次のように話します。

「これまでの反応は非常に好意的です。

 サイバーパンクな車と比較する人が多いのですが、サイバーパンクな車は意図したものでも、インスピレーションの源にもなっていません。

 また、昔ながらの日本車の特徴であるシンプルでミニマルなアプローチも高く評価されています。正直、デザインに対してこれほどの反響や多くの反応があるとは予想していませんでした」

※ ※ ※

 現代ではラインナップが少なくなっている国産スポーツカーは、過去の名車の復活を望むというユーザーも少なくありません。

 そんななか、500SXは180SXの精神を継承しながらも、現代の感性と融合させた新たな表現として、多くの人々の心を動かす存在となっています。

 このレンダリングが実現する可能性は高くありませんが、世界には様々な方法でレンダリングを”実車”とするユーザーが存在するので、いつの日か現実でみられる可能性を完全には否定できません。

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