トヨタ新「スゴいカローラ」登場! 300馬力超のテンロクターボに“画期的ミッション”搭載! 進化した「GR」どんなモデル?
トヨタ「カローラ」シリーズのなかで、ハイパワーターボと4WDを徹底的に仕上げ、「公道を走れるモンスターマシン」とも呼べるのが「GRカローラ」です。一体どのようなモデルなのでしょうか。
「GRカローラ」に新開発のスポーツAT搭載!
トヨタを代表する「カローラ」シリーズでありながら、ハイパワーターボと4WDを組み合わせた最強スペックを誇るモンスターマシン、それが「GRカローラ」です。
これまでもTOYOTA GAZOO Racingが手がけた「GR」のモデルはいくつかありますが、GRカローラはレースで鍛え上げられたクルマの市販化を実現させたスポーツモデルとして、ほかのGRとは一線を画すこだわりの仕様に仕上がっています。
2025年3月に改良モデルが発売されたGRカローラですが、一体何がスゴいのでしょうか。

GRカローラのベースとなったのは、5ドアハッチバックの「カローラスポーツ」ですが、外観が似ているだけで、中身はまったくの別物。WRC(FIA世界ラリー選手権)参戦に向けたホモロゲーションモデルとして誕生しました。
GRカローラのサイズは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmと、ワイドトレッド化。日常使いを優先し、ハイブリッドモデルも用意されるカローラスポーツの実用性をできる限り残しながら、WRCに先行参戦した「GRヤリス」で培ったノウハウを注入しています。
パワートレインもGRヤリスに搭載される1.6リッター3気筒インタークーラーターボエンジン「G16E-GTS」型を搭載。排気系を改良し、最高出力は304馬力を実現しました。
数値的にはこれ以上のハイスペックを誇るスポーツカーも多いのですが、エンジンパワーだけでは語れない、真の速さを追求するためのさまざまなチューニングが施されています。
駆動方式はスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載し、レース活動を通じてGRカローラに最適化されました。
トランスミッションは6速MTのほか、新開発の8速AT「GR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)」を追加。
GR-DATは世界トップレベルの変速スピードを実現したスポーツATで、運転状況を先読みし、プロドライバーによるシフトチェンジと同様のタイミングで変速することでスポーツ走行を楽しめるというものです。
燃費(WLTCモード)は、6速MTが12.4km/L、GR-DATが10.4km/Lを達成。少し前のハイパワースポーツカーの実燃費が5km/L前後だったことを考えると、300馬力超えのモンスターマシンとしては驚異的な低燃費だといえます。
また最大トルクは、40.8kg・m(3250~4600rpm)を記録。よほどの運転技術と自制心がなければ危険なほどのビッグトルクで、1450kgの軽い車体をグイグイ前に進めてくれます。
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価格(消費税込)は、6速MTが568万円、GR-DATが598万円。もちろん「安い!」とは言えない価格ではありますが、海外のWRCホモロゲーションモデルが1000万円クラスであることを考えれば、かなりのお得感があるのではないでしょうか。
今回登場した改良モデルでは、スポーティで上質感のある内装にこだわった「スポーツパッケージ」なるオプションも用意されており、セミバケットシートやウルトラスウエード素材のステアリングおよびシフトノブ、パーキングブレーキ、鋳物ブラックの加飾パネルが含まれ、特別なインテリアに仕立てることができます。
このスポーツパッケージの価格は25万3000円に設定されています。
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