外環道「関越~東名」工事ってホントに進んでるの? 永遠に開通しなさそう…実は「想像以上にすごい」進捗状況とは 悲願の「タテ移動」いつ可能になるのか

具体的に今何をしているの?

 まずランプトンネルのほうは、中央JCTで北側A・Hランプが完了し、南側Bランプが作業中。さらに2024年9月には、新たに「南側Fランプ」のシールドも掘削開始したばかり。東名JCTでは、AランプとHランプが掘削中です。

外環道・関越道の大泉JCT(画像:写真AC)。
外環道・関越道の大泉JCT(画像:写真AC)。

 そして肝心の本線トンネルですが、関越側から南行きトンネル・北行きトンネルがそれぞれシールド掘進中。2025年3月18日の時点で、それぞれ3787m(上石神井4丁目)、4135m(上石神井南町)の位置まで到達しています。

 それとは別に東名側からも、すでに3582m、4427mが掘削済み。全体として半分近くの距離を掘削し終えたことになります。

 しかし、東名側のシールドは、2020年10月の調布市内の地上陥没案件により完全ストップしたまま、4年半が経過しようとしています。

 何もやっていないわけでなく、東名側シールドを掘削再開するための準備として、陥没地点周辺をセメント系で固化させる「地盤改良」工事が続いています。

 地盤改良工事は、直径約4m・長さ約40mのパイプを地中に打ち込んで改良していく作業です。1本分を仕上げるのに、約5日かかるといいます。全部で220本分の作業が必要になります。

 地盤改良が始まったのは2023年8月。2024年11月末時点で「概ね3割」が完了したと報告されています。作業ペースも向上し、少しずつ進んではいますが、この作業が終わる見通しはまだ立っていません。

 関越側からの本線シールドが先に南へ到達するのか、それまでに東名側が掘進再開となるのかは、まだ分かりません。ただ、貫通まではまだまだ、年単位の時間がかかっていきそうです。

【画像】えっ…!? これが「外環道」の計画ルートと工事状況です(30枚以上)

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