約170万円! スズキ最安「コンパクトカー」がスゴい! 今どきありがたい「ロープライス」モデル「スイフトXG」とは
2023年12月にフルモデルチェンジを果たしたスズキ「スイフト」。最安グレードは100万円台のプライスですが、果たして選ぶべきモデルなのでしょうか。
装備面は割り切りも… しかし170万円台のプライスは魅力的だ!
スズキのコンパクトカー「スイフト」の最安グレードは、100万円台のロープライスが魅力です。
上級グレードに比べ、どのような点が異なるのでしょうか。

現行のスイフトは、2023年12月6日にフルモデルチェンジを受けた5代目です。
発表当初にスズキが設定した年間目標台数3万台に対し、2024年1月から12月の1年間に3万3131台を販売(日本自動車販売協会連合会調べ)するなど、順調な滑り出しを見せています。
グレード構成は、マイルドハイブリッド車に「MZ」「MX」の2グレードを用意するほか、エントリーモデル「XG」はガソリン車となります。
パワートレインは、1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジン(最高出力82PS・最大トルク108N・m)を全車共通で搭載し、ハイブリッド車にはこれに最高出力3.1PS・最大トルク60N・mを発生するモーターが組み合わせられます。
駆動方式は全グレードにFF(前輪駆動)と4WDを設定します。
トランスミッションは全グレードにCVTを採用するほか、MX(FFのみ)に5速MTが設定されています。
車両価格(消費税込み)は、エントリーモデルのXGが172万7000円で、ハイブリッドMXが192万2800円、最上級のハイブリッドMZが216万7000円となります。
4WDは全車一律16万5000円高で、MT車はCVT車と同じ価格です。
はたして、もっともロープライスなXGは「買い」なのでしょうか。
グレード間の価格差は、XGとハイブリッドMXの差は19万5800円、XGとハイブリッドMZとの差では44万円と、車両価格に対しての1割から2割程度の開きとなっています。
そんな最安のXGで省略される装備は、多岐にわたります。
ハイブリッドMZと比べると、外装ではサイドとリアのスポイラー、LEDフォグランプ、LEDサイドターンランプ付きドアミラー、16インチアルミホイール(XGは15インチスチールホイール)、さらにメッキ加飾やガンメタリック加飾などが省かれます。
LEDヘッドライトは共通ですが、ハイブリッドMZにはオートレベリング機構も追加されます。
内装では、本革巻きステアリングホイール、運転席センターアームレスト、ドアガーニッシュやインパネオーナメントなどの加飾、シートベルトショルダーアジャスター、ラゲッジシェルフなどが省かれ、シートファブリックなども簡素化されます。
さらに機能面では、ディスプレイオーディオ(XGはオーディオレス)、6スピーカー(XGは2スピーカー)、オートエアコン(XGはマニュアルエアコン)、エコクール、フロントドアUV&IVカットガラス/フロントIRカットガラス(XGは全面UVカット機能付きガラス)、電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド、リアディスクブレーキなども省かれます。
一方で先進運転支援機能「スズキセーフティサポート」は、基本的に全グレードで標準採用されています。
エントリーモデルでも「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール」を備えているのは、週末の混み合う高速道路を多用するユーザーにとっては非常にありがたいところといえます。
ただしハイブリッドMZに備わる「停止保持機能」が省かれている点だけは、唯一惜しいところかもしれません。
なおボディカラーは、XGでもモノトーン9色、2トーン4色計13パターンのカラーラインナップが選択可能です。
装備が省略されたエントリーモデルでも、日常の足として乗るなら不便はしないものばかりと感じるなら、100万円台の新車車両価格は非常に魅力的といえるでしょう。
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