ホンダ最新「“3列7人/8人乗り”ミニバン」がスゴイ! 世界初「画期的スライドドア」&歴代初ボディ採用! 「ステップワゴン」の革新的技術とは?

2022年登場の6代目「ステップワゴン」に採用された世界初、歴代初の画期的な技術やパッケージについて解説します。

6代目ステップワゴンに採用された革新的な装備とは?

 6代目となるホンダ「ステップワゴン」の現行型は2022年5月に販売を開始。「#素敵な暮らし」をコンセプトに掲げ、3列7人/8人乗りのレイアウトを採用し、ミニバン生活を豊かにする商品を目指して開発されました。
 
 そんなステップワゴンの現行型は世界初搭載の装備や、従来モデルにはなかった特徴を有しています。

ホンダ「ステップワゴン」に採用された画期的技術とは?
ホンダ「ステップワゴン」に採用された画期的技術とは?

 初代ステップワゴンは1996年に誕生。ホンダのRVシリーズ「クリエイティブ・ムーバー」の第3弾として登場します。FF乗用車ベースの設計による使い勝手の良さや親しみやすいデザインが評価されました。

 続く2001年登場の2代目は、初代の基本コンセプトを受け継ぎ、精悍な顔つきが与えられた「スパーダ」を歴代で初めて追加したモデルです。

 ホンダ独自の低床・低重心プラットフォームを採用した3代目は2005年に登場。2代目とは打って変わってスタイリッシュなデザインに一新されます。

 2009年登場の4代目はステップワゴンらしい四角いフォルムに回帰し、ボディサイズを拡大。簡単操作で床下に格納できる3列目シートを装備していました。

 2015年登場の5代目は歴代初の1.5リッター直噴ターボとハイブリッドをラインナップしたほか、縦にも横にも開く斬新な「わくわくゲート」が話題になりました。

 さて、2022年にフルモデルチェンジを実施した現行型は、標準仕様の「 AIR(エアー)」と、カスタム仕様の「SPADA(スパーダ)」を設定しています。

 そんな6代目ステップワゴンは、世界初採用の装備や歴代モデルにはない特徴を備えているのです。

●【世界初】静電タッチセンサー式パワースライドドア

 すべてのグレードに両側パワースライドドアが標準装備され、スライドドアは世界初となる静電タッチセンサー式が採用されました。

 指で軽く触れるだけで開閉操作ができるようになっており、見た目も目立たないスマートなデザインに仕上がっています。

●【歴代初】全車3ナンバーサイズに大型化

 ステップワゴンAIRの全長は4800mm、全幅は先代から55mm拡大した1750mm。過去には2代目や5代目など、スパーダのみ3ナンバー幅に突入したケースがありましたが、6代目はすべてのグレードが3ナンバーサイズとなりました。

 ホンダのプレスリリースによると、フロント・リアともにトレッドを拡大したことで、直進時や旋回時の安定性向上につながっているそうです。

 また、サイズアップの恩恵を受けてか、ホンダ史上最大とうたわれている、室内長2845mm、室内幅1545mmの余裕あるスペースを実現させています。

※ ※ ※

 ここで、ライバル車とステップワゴンのボディサイズを比較してみましょう。

 2022年1月発売のトヨタ「ノア」「ヴォクシー」は全長4695mm、全幅1730mmの全車3ナンバーサイズ。一方、2022年12月に発売された日産「セレナ」は、ハイウェイスターなどの上級グレードを除き、エントリーモデルは全長4690mm、全幅1695mmで、5ナンバーサイズに収まっています。

 大型化したステップワゴンについて、3ナンバーサイズ化による税額面への影響はあるのでしょうか。

 自動車税(種別割)は排気量、自動車重量税は車両重量や経過年数によって決定されます。そのため、3ナンバー車は5ナンバー車よりも必ず税額が高いというわけではありません。

 したがって、3ナンバーサイズに拡大したステップワゴンは、税額に関係なく、走行安定性や室内空間の快適性の恩恵を受けられることが特徴です。

※ ※ ※

 先代からわくわくゲートが注目されるなど、SNSで話題になることの多いステップワゴン。これから先もどのような進化を見せてくれるのか、楽しみでなりません。

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