高山~長野直結!? 夢の短絡ルート「中部縦貫道」工事どこまで進んだ? 東海北陸道⇔長野道の「難所」改良進行中! 高山市街もスルーへ
岐阜~長野を直結する新たな高規格道路「中部縦貫道」の整備が進んでいます。一体どのようなルートで、工事はどこまで進んでいるのでしょうか。
平湯峠の区間が高規格化へ!?
岐阜~長野を直結する新たな高規格道路「中部縦貫道」の整備が進んでいます。
一体どのようなルートで、工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

中部縦貫道は、これまで長く厳しい山道ばかりでまともな速達ルートが無かった「福井~東海北陸道~高山~松本」の本州横軸ネットワークを実現する高規格道路です。
福井~高山は残り1工区を残すのみですが、高山~松本はまだまだこれからというところです。
このルートは、沿道に主要な観光地である乗鞍や上高地を抱えています。しかし基本的にほとんどが山岳区間で、道路は狭くカーブも連続し、ドライバーは高山から松本市の平野部まで、70km近くひたすら集中力を高めて走る必要があり、疲弊する区間となっています。防災危険箇所や大型車すれ違い困難箇所もあり、観光バス周遊やトラック輸送の面でも課題を抱えています。
そのため走りやすい道路へ改良・バイパス整備し、重要な道路ネットワークへ進化させるのが「中部縦貫道」です。
高山側・松本側の両方で、少しずつ事業が始まり、進行しています。具体的には以下のとおり。
【高山側】
●高山清見道路 24.7km【事業中】
東海北陸道から高山市街までは2007年までに開通済み。高山市街からさらに東へ延伸し、本格的な乗鞍・上高地方面の山岳区間へ入っていく工区が、工事最盛期を迎えています。
現場ではすでに橋脚がニョキニョキと姿を現し、長さ1422mの「坊方トンネル」も2024年11月に貫通したばかり。開通に向けて順調に進行中です。
現在は混雑する高山市街の真ん中を通過しないと上高地方面へ抜けられませんが、この工区が開通すれば、いよいよ「市街スルー」で所要時間の短縮が実現します。
●高山東道路 23km【一部のみ事業中】
本格的な山道に入り、開通済みの有料の「安房峠道路」へつなぐ区間です。
23kmのうち、安房峠側の約17kmで概略ルートが決定し、そのうち久手~平湯の5.6kmのみが、2024年4月に事業化を果たしました。
先行事業化した久手~平湯は、乗鞍スカイラインと分岐して峠を一気に抜ける長さ2430mの「平湯トンネル」があります。トンネルは狭く老朽化し、周辺もクネクネで急勾配のため、新トンネル建設を含めて丸ごと改良する計画です。設計も施工も大変なので、一番先に事業化し予算が付けられた形です。
●安房峠道路 5.6km【開通済み】
1997年開通。長さ4370mの「安房トンネル」で一気に抜けていく有料道路で、今や国道158号にとって不可欠な存在です。
かつては恐ろしい山岳区間「安房峠」を抜ける必要があり、特に長野側は断崖絶壁にへばりつく9連続ヘアピンーブが待ち受けていて、観光バスやトラックの通行の脅威となっていました。
波田ー安房峠道路については、莫大な工費をかけて建設したところで、岐阜県の飛騨地方と福井県が、首都圏との所要時間短縮で喜ぶだけだから、長野県にしてみたらあまりやる気が起きないわな…
中部縦貫道の開通を心待ちにしています!
以前、高山市へ行ったときに、山道のクネクネ道路を走って、ようやく高山市に着きました。
いや~、あの時は疲れたぁ!!(>_<)
松本市では、橋脚は完成しているのだけれど、地元住民の反対か何かの理由で、上に道路が出来ていません。
後は、松本インターを拠点として、東側に新しい道路が出来れば、東西南北の全てが自動車専用道でつながるので、それも期待しています!!!
ここのサイトは、cmだらけで画像が見れません
最悪なので、もうみません