全長5m級! 日産「新型“後輪駆動”セダン」まもなく登場! 250馬力超えの「斬新“ツルツル”顔モデル」! 美麗なクーペボディもイイ新型「N7」25年上期より中国で発売
日産が2025年上半期、中国市場向けに投入予定の新型セダン「N7」の詳細情報が明らかになりました。経営不振が伝えられる日産にとっても重要な戦略モデルとなる新型N7について、中国車研究家の加藤ヒロト氏が詳しく紹介します。
流行りのデザインも取り入れた新型「N7」とはどんなクルマ!?
日産が中国市場向けに2025年上半期中の投入を予定している新型セダン「N7」に関して、詳細が中国の政府系サイトより判明しました。
新型N7とは、いったいどのようなクルマなのでしょうか。
![日産の新型「“後輪駆動”セダン」の姿が明らかに![Photo:中華人民共和国工業情報化部(工信部)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/03/20250305_NISSAN_N7_China_001.jpg?v=1741137675)
日産の新型N7は、2024年11月に開催された「広州モーターショー2024」で発表された中国向け純電動セダンです。
同年4月の「北京モーターショー2024」で日産は、BEV(バッテリーEV:電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)あわせてコンセプトモデル4車種を発表しましたが、そのうちの「エポック コンセプト」の市販モデルがN7となります。
製造と販売は、日産と東風汽車の合弁会社「東風日産」が担当します。
ボディサイズは全長4930mm×全幅1895mm×全高1487 mm、ホイールベースが2915 mmとなり、北米や中国で販売しているセダン「アルティマ」よりも少し大きい印象です。
N7は日産の完全独自開発ではなく、ボディ形状やホイールベースから東風汽車の電動セダン「eπ007」をベースにしていると予想されています。
形状は4ドアセダンとなるものの、流行りのクーペ風スタイリングを取り入れた緩やかなルーフのシルエットが特徴的です。
また、サッシュレスドアや内蔵式のドアノブといった昨今の中国ブランドBEVの流行要素も盛り込んでいます。
フロントマスクは上部左右を一直線に繋ぐLEDデイライトが目をひきます。その下のLED加飾と合わせて710個のLEDセグメントを採用しており、文字や模様などを自在に表示できるとのこと。
パワートレインに関しては依然として未発表でしたが、今回、一部スペックが中国政府機関のウェブサイトより確認されました。
この情報が判明したのは、中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)の公式サイトです。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
新たに明らかとなった情報からはバッテリーの仕様が判明し、日産 N7は少なくとも58kWhと73kWhの2種類が用意される見込みです。
航続距離は中国独自のCLTCモードでそれぞれ510~540km/625~635kmと記載されていますが、これの7~7.5掛けが現実的な数値となるでしょう。
また駆動用モーターは、ベースグレードで出力214hp、上位グレードで出力268hpという仕様で、どちらも後輪駆動となります。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。