1000万円超え! 日産「スカイラインGT-R “4ドア仕様”」実車公開! 高性能「直6ターボ×4WD」にセダンボディ採用! 車好きも驚愕の「新車1オーナー」ノーマルモデルが販売中

トップランクはクラシックカーイベント「Nostalgic 2days」で、日産「スカイラインGT-R」を展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。

貴重な「GT-Rセダン」 ノスタルジック2デイズで公開

 中古車の買取などを行うトップランクは2025年2月22日・23日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催のクラシックカーイベント 第16回「Nostalgic 2days 2025」にブース出展を行いました。
 
 ブースでは非常に貴重な日産「スカイラインGT-R」(BCNR33改型)の4ドアモデル(以下R33GT-Rセダン)が展示されています。

トップランクが販売中の日産 「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」[Nostalgic 2days 2025]
トップランクが販売中の日産 「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」[Nostalgic 2days 2025]

 日産を代表するスポーツセダン「スカイライン」シリーズの最速バージョンとして知られる「GT-R」は、1960年代から1970年代にかけて国内レースで50勝以上を上げた伝説的なモデルです。

 一方、約2年ほどラインナップされた初代のPGC10型「2000GT-R」を除き、2ドアボディが基本形となっています。

 ただし1997年12月、4代目スカイラインGT-R(BCNR33型・以下R33GT-R)に特別バージョンの「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」として4ドアが復活を果たしたのです。

 ベースとなったBCNR33型は、1989年に復活を遂げたいわゆる“第2世代GT-R”の2番目のモデルとして1995年に登場。

 先代のBNR32型(以下R32GT-R)では、日産自動車としても威信をかけて開発したモデルで、そのトップモデルたるGT-Rもドイツの難関サーキット「ニュルブルクリンク」で徹底した走り込みを行い、人気絶頂だったグループAカテゴリレースでの全勝をはじめ、数々の偉業を成し遂げました。

 それを超えなければならないという宿命を与えられたR33GT-Rは、折しもバブル経済の崩壊やスカイライン自体のボディ拡大など、非常に厳しい立場にあったものの、ニュルブルクリンクでの先代ラップタイム8分20秒の更新を目指して開発が進行。

 結果、R33GT-RはR32GT-Rより約21秒も速い7分59秒をマーク。この厳しい開発を乗り越えたことをアピールし、「マイナス21秒ロマン」をキャッチコピーに大々的にデビューを果たしたのが、1995年1月の「東京オートサロン」でした。

 そして1997年、スカイラインの登場40周年を迎えたことを記念するスカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARYが登場。

 コンセプトは「大人のための国内最高性能4ドアスポーツセダン」。製作は、日産のカスタムカーを多く手掛け、多くのノウハウを持つオーテックジャパン(現日産モータースポーツ&カスタマイズ)が担当しました。

 通常のR33型スカイラインのボディをベースに、GT-Rらしいブリスターフェンダーを備えたほか、フロントフェイスはGT-Rの専用品をほぼそのまま移植。

 もちろんパワートレインは、第2世代GT-Rの特徴である2.6リッター直列6気筒の「RB26DETT」型ツインセラミックターボエンジンや、電子制御トルクスプリット4WD「アテーサE-TS」を搭載。

 これに後輪操舵システム「ヨーレイトフィードバック スーパーハイキャス」などの最先端の制御技術や、ブレンボ製大容量ブレーキなど、後席の利便性を持ちながらも、GT-Rとして遜色のないレベルに性能が高められています。

 ただしリアスポイラーは非装着でした。これは「おとなしいスカイラインのセダンに、超一級のパワートレインを押し込んだ」という特徴から、わずか2年のみ存在した初代GT-Rの「羊の皮をかぶった狼」のキャラクターを踏襲したものと言われています。

 生産台数はわずか422台ということもあり、近年では国産スポーツカー人気から価値が急上昇し、海外に輸出される個体も少なくありません。

※ ※ ※

 さて、今回トップランクが展示したR33GT-Rセダンは、1998年式で走行距離は10万4000kmの中古車です。非常にきれいな外観ですが、どのような特徴があるのでしょうか。ブース担当者は以下のように話します。

「最大の特徴はフルノーマルという点です。今R33GT-Rのノーマルはとても少なく、このように綺麗に残っているものはなかなかないんです。

 ただし、このクルマは新車ワンオーナーの個体で、ずっとディーラー整備で面倒を見てこられたものでして、シフトノブやステアリングに至るまでノーマルのものというのは、ものすごく希少性の高いものだと思います」

 非常にきれいなのは塗装だけでなく、黄ばみやすい樹脂製のヘッドライトも透き通った状態を維持しています。エンジンルームもかなり綺麗にされ、腐食しやすいボディ下もサビはなく、新車からていねいに乗られてきた雰囲気が伝わります。

 なお、メーターは純正の180km/hではなく、オプションで用意されたNISMOの320km/hフルスケールメーターが装着。

 さらに、NISMOの「スポーツリセッティングECU」やエアクリーナーが装着されている点は、初代オーナーのこだわりが垣間見えます。

 車内に目を向けると、貴重な純正CDデッキが残っているほか、「SKYLINE」のロゴ入りフロアマットも残存。シートのスレなどは10万kmの走行距離を考えると極めて状態がよく、リアシートの使用感はかなり少なめです。

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2件のコメント

  1. ライターはスカイラインの文献にて下調べを行い記事を掲載するべき。               >通常のR33型スカイラインのボディをベースに、GT-Rらしいブリスターフェンダーを備えたほか、フロントフェイスはGT-Rの専用品をほぼそのまま移植。標準車のボディにGT-Rのコンポーネンツを移植したのではない。2DrGT-R基準車をベースにブリスターフェンダーを備え4Dr化したのであり車検証もBCNR33改となっている。

  2. こんなんよー煽らんやろ。

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