約370万円から! ホンダがスポーティな新「ミドルセダン」発売! 大幅改良された「アコード」 中国仕様の特徴は?

中国でマイナーチェンジされたホンダのミドルセダン「アコード」が発売されました。日本や米国の仕様とは何が違うのでしょうか。

ホンダ、中国でアコードのマイナーチェンジを発表 新たにスポーツモデルを追加

 ホンダのミドルセダン「アコード」が中国でマイナーチェンジモデルを2025年3月20日に発表しました。

 日本や米国の仕様とは何が違うのでしょうか。

スポーティな「アコード」登場! 何が変わった?
スポーティな「アコード」登場! 何が変わった?

 アコードは1976年、ホンダのラインナップにおけるミドルクラス車種として登場しました。

 その後、下位車種のシビックがより大型化したことなどを理由に、時代を経てアコードも拡大、現在ではワイド&ローな印象を持つアッパーミドルセダンへと進化を遂げました。

 日本でもデビュー当初から当面は人気の車種の1台となっていましたが、現在の日本市場における10代目アコードの販売台数は月間平均が200台以下、少ない時は100台以下を記録する月も珍しくはありませんでした。

 一方で、未だセダン需要が強固なアメリカや中国の市場では、アコードはカムリやアルティマと合わせてベストセラーの一台として販売台数ランキングの上位に君臨し続けています。

 2023年ではアメリカで年間19万7947台、中国では年間16万1084台(姉妹車のインスパイアを合わせると19万5646台)を売り上げました。

 2022年11月には最新モデルである11代目アコードが発表、先代モデルよりも伸びやかなフォルムかつスポーティな印象を持つセダンへと生まれ変わりました。

 中国では広州汽車との合弁会社「広汽ホンダ」が伝統的にアコードの製造・販売を担当しており、2023年5月には中国市場でも11代目モデルが発売されました。

 また、ホンダは広汽ホンダとは別の合弁会社「東風ホンダ」も展開しており、東風ホンダではアコードの姉妹車として「インスパイア」が販売されています。

 11代目アコードをベースとする7代目インスパイアも、2023年7月に発売されました。

 中国市場のアコードは他の市場で販売されているアコードと基本的に同一ですが、パワートレインの構成は若干異なります。

 日本ではLFC型2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載するハイブリッドモデル「e:HEV」のみ、北米ではe:HEVに加えてL15B型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載するガソリンターボモデルが展開されています。

 一方、中国では「260 TURBO」と呼ばれる1.5リッターターボモデルを主軸にし、中国専売モデルとしてLFB型2.0リッター直列4気筒エンジンに容量17.7 kWhの駆動用バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドモデル「e:PHEV」も展開しています。

 そんな中、広汽ホンダは2025年3月20日に初となる11代目アコードのマイナーチェンジモデルを発売しました。

 2025年モデルのアコードでは新たに「スポーツ」モデルを設定しました。

 スポーツモデルではフロントグリルを六角形のままに、以前はハニカム構造だったのをメッキ加飾を施した水平基調のドットをあしらったものへと変更しています。

 また、フロントバンパー下部のグリルもシンプルなものから有機的なラインを組み合わせた意匠へとアップデートしたことで、よりスポーティな印象を感じさせます。

 また、サイドステップやリアバンパー下部はボディ同色へと変更。なお、ボディサイズは全長4990 mm x 全幅1862 mm x 全高1449 mm、ホイールベース2830 mmのままとなります。

 インテリアにおいては大きな変更はなく、ダッシュボードの中央に位置する12.3インチセンターディスプレイやインフォテインメントシステム「Honda Connect 4.0」、携帯端末の無線充電といった機能は健在です。

 エアコンやメディア音量を調整する物理ボタンも残されており、使い勝手と高級感を両立させたコックピット設計が特徴的となっています。

※ ※ ※

 アコード 2025年モデルの中国でのメーカー希望小売価格は17.98-23.88万元(約369.4-490.7万円)となります。

 すでに現地のディーラーでは各グレードで6万元(約123万円)前後の値引きが実施されており、ミドルセダンながら手の届きやすい選択肢となっています。

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