日産「新型エルグランド」登場か!? 世界初の「画期的システム」&市販車初の“運転がラク”になる「めちゃ便利機能」採用! “元祖高級ミニバン”を支えてきた「革新的技術」とは?

2025年2月13日に日産が行った「2024年度第3四半期決算発表」で、2026年に大型ミニバンの投入が予告され、「新型エルグランドの登場」を示唆していると話題になっています。そんなエルグランドには、歴代モデルに数々の世界初の技術が取り入れられました。一体どのようなものなのでしょうか。

歴代エルグランドの大きな魅力となった革新的技術とは?

 2025年2月13日に日産が行った「2024年度第3四半期決算発表」において、2026年に日本市場へ大型ミニバンを投入することが予告され、「新型エルグランドが登場するのではないか」と話題になっています。
 
 エルグランドは1997年に初代モデルが登場し、それまでのワンボックスカーとは一線を画す、高級感あふれるデザインや快適な室内空間を持ち、エグゼクティブ層やファミリー層から支持を集め、日本市場における元祖高級ミニバンとしての地位を確立しました。
 
 近年はトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」に押されがちですが、エルグランドの「高級ミニバンの先駆者」として、歴代モデルに数々の世界初となる技術や装備が取り入れられました。
 
 今回は、これまでエルグランドに投入された革新的技術を紹介します。

日産「エルグランド」に搭載されてきた「世界初」の技術・装備とは?
日産「エルグランド」に搭載されてきた「世界初」の技術・装備とは?

●初代:ツインナビゲーションシステム

 初代エルグランドは、新時代の高級ミニバンとして注目されたなか、特に画期的だったのが、世界初の「ツインナビゲーションシステム」の搭載です。

 これは、前席と後席でそれぞれ独立したナビゲーション画面を備え、運転手と同乗者が異なる情報を同時に確認できるシステムでした。

 これにより、走行中のTVやDVDの視聴が可能となり、後席でのエンターテーメント性を大幅に向上。

 また、後席ディスプレイにナビゲーション画面も表示され、前席画面と連動した後席からのルート設定等のナビゲーション動作も可能としました。

●2代目:アラウンドビューモニター

 2002年にフルモデルチェンジされた2代目エルグランドは、FRレイアウトの採用によるダイナミックな走行性能と、さらなる高級感を追求したモデルでした。

 この世代で特筆すべき技術が、世界で初めて市販車に搭載された「アラウンドビューモニター」です。

 アラウンドビューモニターは、車両の周囲を上空から見下ろすような映像で確認できるシステムであり、駐車や狭い道路での取り回しを大幅に向上させました。

 この画期的な技術は後に日産の他のモデルにも採用され、現在では多くのメーカーが同様のシステムを採用するほどの標準装備となりました。

●3代目(現行モデル):キャプテンコンフォータブルシート、移動物検知機能、踏み間違い衝突防止アシスト

 2010年に登場した3代目エルグランドは、従来のFRレイアウトからFFレイアウトへと変更され、より低床化を実現することで乗降性の向上や燃費性能の改善が図られました。

 この世代では、高級ミニバンとしての快適性と安全性をさらに高めるため、革新的な技術が多数採用されています。

 その1つが、世界初の「キャプテンコンフォータブルシート」です。

 このシートは、2列目のキャプテンシートの背もたれ部分に中折れ機能を備えており、乗員の体に合わせた調整が可能となっています。

 この機能により、長時間の移動でも快適な姿勢を維持できるようになり、高級ミニバンとしての快適性が大幅に向上しました。

 また、安全性の面では、アラウンドビューモニターがさらに進化し、世界初となる「移動物検知」機能が追加されました。

 このシステムは、車両に搭載された4つのカメラを活用し、周囲の移動物を検知してドライバーに警告を発するものです。

 駐車時や発進時に歩行者や自転車、他の車両の接近を素早く察知することで、衝突リスクを大幅に低減し、安全性を高めました。

 さらに、3代目エルグランドでは、世界初の「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」も導入されました。

 この機能は、駐車場などでアクセルとブレーキを誤って踏んでしまった際に、車両が障害物を検知し、自動的にブレーキを作動させることで衝突を防ぐものです。

 高齢ドライバーの増加に伴い、踏み間違い事故が社会的な課題となる中で、この技術は先進的な安全装備として高く評価されました。

※ ※ ※

 エルグランドは、単なる高級ミニバンではなく、快適性や安全性を追求し続ける革新的なモデルとして進化を遂げてきました。

 世界初のツインナビゲーションシステムに始まり、アラウンドビューモニターの導入、キャプテンコンフォータブルシートの開発、さらには踏み間違い衝突防止アシストの搭載まで、各世代で画期的な技術を取り入れてきたことが特徴です。

 こうした技術革新により、ミニバン市場の先駆者としての地位を確立し続けてきたエルグランド。

 2026年に登場が予告された新たな大型ミニバンは、エルグランドの系譜を受け継ぐのか、またどのような技術が搭載されるのか期待が高まります。

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2件のコメント

  1. ハンドルがないとか

  2. エルグランドって、すでに車名がブランドになってしまったアルファードに勝つよりもアルファードが好きじゃないけど大きなミニバンが欲しい層に向けて、廉価グレードや日産の持ち味であるクリーンなデザインをウリにしてもいい気がします🤔スズキとかが得意なニッチ商法で

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