たった10日で「もう受注終了です!」 “注文殺到”した超レトロ「新型スポーツカー」が凄い! 旧車デザインに「6速MT×VTECターボ」搭載したミツオカ「新型M55」異例の事態とは!
2024年11月に発売したものの、わずか10日で完売してしまった光岡自動車の新型「M55」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
わずか10日で完売したミツオカ「M55」とは!
光岡自動車(以下、ミツオカ)は、2024年11月に新型モデル「M55」を発売しました。
しかし、抽選受付開始からわずか10日で完売してしまったと言います。
この新型M55とは一体どのようなクルマで、なぜここまで高い人気を獲得しているのでしょうか。

新型M55は、ホンダのハッチバック車「シビック」をベースとして、ミツオカが1970年代のスポーツカー風にカスタムした、4ドアスポーツカー。
同車が世界初公開されたのは2023年11月のこと。
当初は、1968年に創業した光岡の55周年を記念する、あくまでもコンセプトカーという扱いで、「1981年から手掛けてきたハンドメイドカスタムカーの技術や知見を活かし、クルマづくりにかける情熱と光岡車の魅力を感じさせ、自由闊達(かったつ)な楽しさの象徴となるモデル」というコンセプトで発表されました。
また公開当時はベース車であるシビックの供給体制が不透明だったこともあり、市販化することが可能かどうかすら不透明だったのです。
しかし、M55コンセプトの公開とともに開設された専用サイトには、非常に多くの応援コメントが寄せられ、10代から60代以上と幅広い年代のユーザーから、1300通を超える期待のメッセージが殺到します。
さらに、東京都内の麻布ショールームと、富山県の富山ショールームでM55コンセプトを展示した際には、多くの来場者でにぎわい大きな話題となったことから、2024年2月に光岡はM55の市販化を決定。
そして2024年11月にまず第1弾として、2024年登録済みの「シビック LX」(6速MT仕様)をカスタムし、新型「M55 Zero Edition(ゼロエディション)」として100台限定で市販化したのです。
そのデザインはコンセプトカー時代のスタイリングをほぼ完全に継承し、1970年代当時に流行した、逆スラント形状のフロントノーズを採用。
メッキベゼルに囲まれた丸目4灯ヘッドライトや、ハニカム形状のアッパーグリルを備えています。
リアも同じく、1970年代当時の高性能モデルを象徴するダックテールスポイラーや、ウインドウルーバー、黒く塗装された装飾パーツとメッキ加飾された曲線的なテールランプを装備し、旧車のような仕上がりに。
一方で、インテリアはベース車であるシビックの面影が残るもの。
しかし、1970年代当時の高性能モデルによく見られた「ハトメ加工」をあしらった専用ブルーレザーシートを装備することで、レトロ感とスタイリッシュさを両立させたデザインとなっています。
また安全装備としては、ホンダセンシングを搭載。見た目は旧車風でも、中身は最新機能と装備が取り入れられているため安心感の高さも魅力です。
車両価格(消費税込)は808万5000円から。今回は100台のみの台数限定販売となっていました。
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このように、抽選受付開始からわずか10日で完売した、新型M55。
近年のクルマには見られない硬派で骨太のデザインを最新のクルマで再現した、ミツオカの技術の高さと優れた着目点が、絶大な人気を獲得した理由と言えるでしょう。
ミツオカは、今後はM55シリーズとして、CVT搭載車やハイブリッドシステム「e:HEV」搭載車をベースとしたモデルの市販化を検討していると明らかにしており、今回の抽選に漏れたり間に合わなかった人も、まだチャンスがやってくる可能性があります。
今後出てくるモデルも少量台数の販売となるのか、そして発売時期はいつなのか、ミツオカからの正式発表が待たれるところです。
一見して売れると分かった、この手のは好きでは無いのにそう感じた・・10分で完売はそういうことだ。
シビックベースのキットカーとしか見えないの俺だけかな?
バイオレットかと思ったわ
さすがですね、光岡自動車様です。ありがとう