2025年1月の「東京オートサロン2025」や、同年2月に開催された「大阪オートメッセ2025」でダイハツは、さまざまなコンセプトカーを展示しました。
　
　そのなかで注目を集めていたのが、「ミライース GRスポーツ コンセプト」です。

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　ミライース GRスポーツ コンセプトは、ダイハツの軽セダン「ミライース」をベースとし、軽オープンカー「コペン」のターボエンジンや5速MTを搭載したモデルです。

　ターボエンジン×MTは、従来のミライースには設定がない仕様ですが、ユーザーの反響次第では、今後の市販化も視野に入れて開発されたといいます。

　ミライース GRスポーツ コンセプトの製作の経緯には、ダイハツ車ユーザー向けのサーキット走行イベント「ダイハツチャレンジカップ」に参加したユーザーから、「ターボでMT、4人が乗れる楽しい軽自動車が欲しい」という声を多く耳にしたことがあります。

　DAIHASTU GAZOO Racingは、ラリーなどのモータースポーツの現場にターボ×MTのミライースを持ち込み、実際にレースで走らせて問題点を発見し改善することで、車両の完成度を高めていきました。

　具体的には、ミライース GRスポーツ コンセプトでは、専用バンパーにエアダクトを装着。ターボの熱を放出する対策として、フロントフェンダーにエア抜きのダクトを設けています。

　また、ラリーではレギュレーションでバンパーの交換が許されていないため、競技で破損しやすいフロントバンパーサイドのエアロパーツは別部品とするなど、補修のしやすさも考慮されました。

　さらに、カスタムカーイベントで展示されたミライース GRスポーツ コンセプトには、レカロシートやBBSの鍛造アルミホイールなども装着。フロントには「GR」エンブレムをあしらい、リアには金属調のブラックメタリック塗装を施した「イース」エンブレムを取り付けて雰囲気を一新しています。

　ミライース GRスポーツ コンセプトあくまでもコンセプトカーであるものの、量産モデルとしてすぐに販売できそうなほど完成度が高く、今後の展開が大いに期待できる仕上がりとなっていました。

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　そんなミライース GRスポーツ コンセプトについて、ネットではさまざまな反響が見られました。

「マジで市販化して欲しい」「ぜひ発売して！」「欲しいです」など、登場を希望する声が多数あがっています。

　なかには「通勤お買い物カーとして欲しい」といった投稿もあり、日常の“アシ”として使いつつターボとMTで走りを楽しめる軽自動車が求められていることがわかります。

　また、販売に際する要望も寄せられており、「余計な装備は不要」「機械式メーターにして！」「GRじゃなくて良いので普通のMTターボモデルを出して欲しい」「軟弱と言われようとATも出して欲しい」など、シンプルで誰もが乗りやすいクルマとしてデビューして欲しいという意見が見受けられました。