全長4.1m! ジープの常識を覆す「最小SUV」がスゴかった! 2WDでEVの「Jeepアベンジャー」驚くべき実力とは?
ジープブランド初のバッテリーEVであり、最もコンパクトなSUVとして2024年10月に発売されたのが「アベンジャー」です。そんなアベンジャーでスノーボードに出かけてみました。
小さくても“しっかりジープ”な「アベンジャー」とは?
アメリカの自動車ブランド「Jeep(ジープ)」といえば、大柄な四駆のイメージがあるかもしれません。
しかし2024年10月、「最も小さいジープ」が日本に上陸しました。それがコンパクトSUVの「アベンジャー」です。
実はこのアベンジャーは、とても革新的なモデルともいえ、最も小さいということのほか、ブランド初のバッテリーEVとして登場しました。

くるまのニュース編集部員がアベンジャーに試乗する機会を得たのですが、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
アベンジャーのボディサイズは全長4105mm×全幅1775mm×全高1595mm と非常にコンパクト。国産車でいうと、トヨタ「ヤリスクロス」(全長4180-4200mm×全幅1765mm×全高1580-1590mm)よりも全長は短く、取り回しのしやすいサイズを実現しました。
とはいえ、エクステリアはジープの伝統を色濃く受け継いでおり、フロントに「7スロットグリル」を装着することでジープファミリーであることを主張。
近未来的なデザインのEVも存在しますが、アベンジャーは普遍的な“ジープ顔”を採用することにより、先進性ではなくなじみやすさを前面に押し出しているように感じました。
また、サイドビューでは、ルーフはややクーペ風のボディを採用。クーペ風を演出するように、後席ドアのドアノブはヒドゥンタイプでCピラーに配されています。
さらにフェンダー部分が盛り上がっていることから力強い印象を与えるほか、17インチアルミホイールは、サイズとしては大きな部類ではありませんが、コンパクトなアベンジャーに履かせることで、車両全体を堂々とした存在感のあるスタイリングに見せていました。
リアに、アメリカ軍のジェリー缶のデザインからインスパイアされた「X」のシグネチャーライトを装着するのは「レネゲート」と同様で、ジープのアイコンのひとつとなっているもの。
車両のさまざまな部分に遊び心ある“隠れキャラクター”が仕込まれており、どこにあるのか探すのも楽しいものでした。
インテリアに目を向けると、インパネはシンプルながら機能的にまとめられていることがわかります。それでいながら洗練されたデザインで、ボタンを押したときの作動音もオシャレな音だったりと、スタイリッシュな家電のような雰囲気です。
インパネ中央には10.25インチの大きなディスプレイが装着されていますが、横長なので圧迫感はありません。スマホアプリのような作りになっているのも現代のEVらしい点だと感じました。
面白いのは、ダッシュボード下に深い収納スペースがあることです。シフトレバーが収まるような場所ですが、アベンジャーはボタンシフトを採用しているので、空いたスペースに大きな収納を設けることができたのかもしれません。
この収納スペースにはUSBに加え、置くだけ充電も設置されていて、スマホ置き場としても重宝しそうです。



















































