圏央道“ブツ切れ”千葉区間が「2026年度全通」へ!? 悲願の「アクアライン~成田空港」直結へ大詰め! 最新の工事状況が発表

国土交通省とNEXCO東日本は2025年1月24日、千葉県内で整備中の圏央道未開通区間について、最新の工事状況を発表しました。

途中でブツ切れ状態の18km 進捗は

 国土交通省とNEXCO東日本は2025年1月24日、千葉県内で整備中の圏央道未開通区間について、最新の工事状況を発表しました。

圏央道の成田市内の開通イメージ(画像:国土交通省)。
圏央道の成田市内の開通イメージ(画像:国土交通省)。

 圏央道は、東京湾アクアライン千葉側の「木更津JCT」から、ぐるっと東関道・常磐道・東北道・関越道・中央道・東名高速をつなぎ、最終的には横浜市の横浜横須賀道路の「釜利谷JCT」まで、ほぼ一周つながる計画になっています。

 そのなかでブツ切れになっているのが、千葉県内の松尾横芝IC~大栄JCTの約18kmです。

 ちょうど成田空港の東裏を抜けていくような形で、ここが開通すれば、いよいよアクアラインや房総半島方面から成田空港へ悲願の直結が果たされます。

 気になる進捗ですが、2023年10月時点で「2026年度開通」「北側工区は1年程度前倒し」という見込みが発表されたあと、1年以上も音沙汰無し。何事もないということの裏返しとはいえ、千葉県議会が昨年7月に議員団を派遣し、進捗調査を行う一件もありました。

 そんななか、2025年1月24日に、約14か月ぶり3回目の連絡調整会議が開かれました。

 結論としては、特段の遅れやトラブルもなく、「2026年度開通」「北側工区は1年程度前倒し」の方針に変わりはないとしています。

 具体的な工事状況ですが、松尾横芝ICの北側にある「芝山トンネル」(延長616m)は2024年2月に貫通。地質が悪く難工事でしたが、今は順調に内部コンクリート(覆工)の作業が進められています。

 その他地上区間も、盛土区間が全線で工事最盛期を迎えていて、工事大詰めを象徴しています。

 遅くともほぼ2年以内に開通を迎える圏央道千葉区間。報告書では「開通見込みの確実な達成に向け、引き続き、関係者間で協力する」としています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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