スバル新「4人乗り“スポーツカー”」初公開! オシャ“紫”が超“大人っぽい”! 高級感たっぷりの“チャレンジング仕様”な「BRZ」とは
スバルは東京オートサロン2025において、「BRZ」の新たな限定車「PURPLE EDITION」を公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
チャレンジングなカラー
スバルは東京オートサロン2025において、「BRZ」の新たな限定車「PURPLE EDITION」を公開しました。1月26日まで受付し、1月30日ごろに抽選結果を発表する予定で、限定台数は200台です。

スバルとしてはチャレンジングな色、ギャラクシーパープル・パールをまとったPURPLE EDITION。このカラーは、昼と夜、室内外など環境の違いで色々な表情を見せてくれる色となっています。
また、ラスターブラック塗装されたリアオーナメントやハイラスター塗装した18インチアルミホイールに、brembo製フロント(17インチ対向4ポット)&リア(17インチ対向2ポット)ベンチレーテッドディスクブレーキが組み合わされ、スポークからゴールドキャリパーが覗くので、より特別な印象が増しています。
内装はステッチ類やトリム、シート表皮にシルバーステッチとグレーでアクセントを付け、これまでのボルドーとの組み合わせとはまた違った表情を見せています。
ではもう少し、細かくお話をうかがってみましょう。このクルマの開発責任者である、SUBARU商品事業本部プロジェクトジェネラルマネージャー(PGM)の小林正明さんは、「スポーティなクルマとBRZはずっといわれています。その中にはいろんなお客様のご要望もありました。そこでスポーティでありながら、大人の味わい、艶やかさみたいなところを出した商品にしたいと考えたのです」とこのクルマの成り立ちを語ります。
このカラーである紫は、「少し間違えるとやんちゃな方向になってしまいますが、このボディラインに合わせるとこんなに大人の味が出るんだと驚きました。そういうところが見えてきましたのでぜひやってみよう」となったそうです。
ただし、内装も含めてあまりいろいろな色な加飾が入ってしまうと大人っぽいクルマに仕上がらないので、そのあたりはとても気を配った様子です。「インテリアもモノトーンであまり目立たせないように、ステッチもシルバーに仕上げています」とコメントし、「個人的にもすごく気に入っています」と小林さん。
また、BRZのデザインを担当しているSUBARU経営企画本部価値づくり推進室デザイン部PT2G-4の佐藤正哉さんは、「本当はもっと色を使いたいところではありますが、あえてモノトーンの世界観で紫の色を活かせるようにしています」とのこと。
また、「(室内を)真っ黒にもしたくなかったんです」といいます。例えば、「通常ドアグリップの側面も黒い部分を側面にしたくなるのですが、あえて上側にして側面をグレーにすることでより広さ感が伝わるようにしています。もしここも黒くしてしまうと、シートだけグレーで終わってしまうので、思惑とは違ってしまいます」とこだわりをコメントしていました。
このBRZ STI Sport PURPLE EDITIONでは、パワートレイン系には手が入っていません。それは、「“Dタイプ(Aタイプが初期車で、改良を加えるごとにB、Cと進んでいく)”をベースにしていますので、走りに関してはスポーツモードが入ったこともあり非常に楽しく乗っていただける商品になっています。ですから走りはこのままで十分に良いと考えました」と小林さん。
最後に小林さんになぜ200台の限定車なのかを尋ねてみました。すると、「BRZはスポーツカーという位置づけですので、このクルマがどのくらい皆さんに受けられるのかという様子を見たかったのです。
そして様々なお声を聞きながら、もし声が大きければまた考えようかなと。まずは我々のチャレンジとして200台ということです」と教えてくれました。
非常に大人っぽく仕上がったBRZ STI Sport PURPLE EDITIONは、BRZの新たな世界観を表現してくれていると感じました。スポーツカーといえどももっとお洒落模して乗ってほしい、そういう思いが伝わってきました。
4人乗りということなので、リアシートの画像を掲載してほしかった。