全長5m級のマツダ新型「高級セダン・EZ-6」に乗ってみた! 半円4連テールに流麗ボディ採用! ベース車とは違う「マツダらしさ」を体感!?

マツダ「EZ-6」は2024年9月下旬に販売されました。2025年1月上旬に念願であったEZ-6への試乗が叶ったのです。

中国向けに販売するマツダのEVセダン「EZ-6」とは

 マツダが中国向けに販売するEVセダン「EZ-6」に試乗しました。

 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

新型「EZ-6」に乗った印象は?(現地撮影:加藤博人)
新型「EZ-6」に乗った印象は?(現地撮影:加藤博人)

 EZ-6は2024年4月に開催された北京モーターショー2024にて発表されたセダンです。

 開発はマツダと中国での合弁相手「長安汽車」、そして合弁会社「長安マツダ」の3社が携わっており、中国向けの新たなEVとして誕生しました。

 EZ-6は長安汽車の電動ブランド「ディーパル(深藍)」が販売するセダン「L07(旧名:SL03)」をベースとしながらも、内外装や乗り心地のチューニングはマツダのフィロソフィーに沿って味付けされた1台となります。

 ボディサイズは全長4921mm×全幅1890mm×全高1485mm、ホイールベース2900mmの4ドアセダンとなり、カムテールを採用するファストバック風セダンのシルエットもL07とそっくりです。

 ですが、フロントマスクやサイドのプレスライン、テールライトの造形などはEZ-6オリジナルとなっており、マツダのデザインにおけるこだわりを感じさせます。

 これに加え、L07には無い格納式リアスポイラー、サスペンションや乗り心地のチューニングなど、スポーティーな仕上がりになっています。

 インテリアは中央に14.6インチのタッチディスプレイを搭載していますが、これは昨今の中国市場車における流行となります。

 また、上位グレードではソニー製オーディオ(14スピーカー)や、64色から選択できるアンビエントライトなど、中国の消費者を意識した装備が特徴的です。

 パワートレインは発電用エンジンを搭載するレンジエクステンダー付きEV(EREV)モデルと電気自動車(BEV)モデルの2種類から選択できます。

 前者が出力214 hp、後者が254 hpを誇り、純電動航続距離は中国独自のCLTC方式で480 kmと600 kmとなります。

 販売が伸び悩む中国市場における起爆剤としてEZ-6は2024年9月下旬に販売されました。

 そして2025年1月上旬に念願であったEZ-6への試乗がかなったのです。

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