スズキの「斬新ジムニー“トラック”」が凄かった! 待望の「荷台付きロングボディ」にレトロ顔がカッコイイ! めちゃ使える「アウトドア最強マシン」カスタムカーとは
スズキは過去の「東京オートサロン」で、「ジムニー」をベースにトラックに仕上げたカスタムカーを公開していました。どのようなクルマなのでしょうか。
「5ドア」ではない「ジムニートラック」登場待つ人の姿も
スズキ「ジムニー」は、小柄なボディに大型クロカン並みの高い走破性能や耐久性が支持されています。基本的に国内モデルは3ドアがメインですが、ジムニーユーザーの間では、後部をトラック仕様とし荷物が積載できるものを求める人もいるようです。
そんななか、かつてスズキは「東京オートサロン」で「ジムニートラック」ともいうべきカスタムカーを公開していました。どのようなクルマだったのでしょうか。
ジムニーは1970年に登場した小型四輪駆動車です。
軽自動車サイズのコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの本格的な4WDシステムなどを採用したことで、大型本格四輪駆動車並みの非常に高い悪路走破性を確保し、根強い人気を誇ります。
現行型は4代目で2018年に登場。丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングが特徴です。
登場以来、アウトドアブームも手伝って爆発的な人気を獲得し、現在に至るまで長期の納車待ちが続くほどの人気モデルになりました。
一方、歴代モデルの一部では幌タイプやトラック仕様がありましたが、基本的には3ドアがメインであり、現行型も通常のジムニーとエンジンを拡大した小型車(5ナンバー車)の「ジムニーシエラ」があるのみです。
こうしたことから、荷物を満載してオフロード走行を楽しみたいユーザーのなかには、リアを荷台にしたトラック仕様を求める人も少なくないようです。
そんななか、スズキは2019年1月開催の「東京オートサロン2019」で、参考出品のカスタムカー「ジムニーシエラ ピックアップ スタイル」を披露しました。
コンセプトは「4WD性能と荷台の利便性を必要としているユーザーの頼れる相棒」。
ジムニーシエラをベースに、フロントドア以後を切断。リアシートや荷室を完全に廃して、スズキの軽トラック「キャリイ」の荷台を取り付けています。
なお、全長は300mm延長されていました。
これにより、ジムニーの走破性を活かしてキャンプや釣りなどのアウトドアレジャーにも大きな荷物を気にせず出かけることができ、レジャーで汚れたアイテムも気兼ねなく積載することが可能。
さらに、商用のトラックのような質素なデザインとするのではなく、カジュアルで趣味を楽しめるようなデザインを採用していました。
エクステリアカラーは鮮烈なイエローとし、ボディサイドにはウッド調デカールを、ホイールもホワイトの大径にすることで、アウトドア映えするおしゃれなデザインに変更。
フロントグリルにはスズキの「S」エンブレムではなく「SUZUKI」のロゴをあしらい、タフ感とともにレトロ感も巧みに演出していました。
公開当初、キャリイの荷台流用といった点で非常に現実味があり、その完成度も非常に高かったことから、市販化への期待が高まりましたが、残念ながら公開から現在に至るまで直接的な市販モデルは登場していません。
※ ※ ※
次回の東京オートサロンは2025年1月10日から3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されます。
スズキによる渾身のカスタムモデルの新たな提案にも、期待が高まるばかりです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。