ホンダ新型「プレリュード」2025年に発売へ! シビックベース&充実装備で500万円前後か!? 24年ぶり復活の「流麗2ドアクーペ」どんなモデル?
かねてから登場がウワサされていたホンダ新型「プレリュード」が、2025年に発売されることになりそうです。一体どのようなモデルになるのでしょうか。
市販版の新型「プレリュード」一体どうなる?
1978年から2001年にかけて、ホンダはミドルサイズクーペの「プレリュード」を販売していました。5代目で終了しましたが、なんと2025年に復活することになりました。
24年ぶりに登場する新型プレリュードは、どのようなモデルになるのでしょうか。
新型プレリュードは、「シビック」に採用されているプラットフォームと、ハイブリッドシステムのe:HEVを利用して開発されました。
以前は、北米などの海外向けに「シビッククーペ」が用意されていましたが、今は設定がなく、そのため新型プレリュードにはシビッククーペの後継モデルという役割もあります。
新型プレリュードのコンセプトモデルは、「ジャパンモビリティショー2023」で初披露されました。
ボディサイズは、以前のシビッククーペと同程度で、詳細な数値は発表されていませんが、全長は4500mm前後、全幅は1800~1850mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2700mm程度でしょう。
クーペとあって、全長とホイールベースはシビックよりも短いですが、全幅は少しワイドになる可能性があります。外観は伸びやかさとカッコ良さを両立させています。
インパネなどの内装デザインは、水平基調でシビックに近いもの。運転席から助手席に掛けて、細長い網目状の装飾パネルが備わり、この内側にエアコンの吹き出し口を内蔵します。
居住性は、2ドアクーペのため、5ドアハッチバックのシビックに比べると狭いのですが、それでも後席の足元空間には相応の余裕があります。
ホイールベースが2700mmと長いこともあって、2ドアクーペとしては居住性が優れており、長距離ドライブでなければ3~4名の乗車にも対応できます。
パワーユニットは、前述の通りシビックと同様の2リッター直列4気筒エンジンを使ったハイブリッドのe:HEVです。通常の走行では、エンジンは発電機を作動させ、発電された電気を使ってモーターを駆動させます。高速巡航時には、エンジンがホイールを直接駆動して、効率を向上させる機能も備えています。
そしてシビックなどに搭載されるe:HEVは、モーター駆動なのにアクセルペダルを深く踏んだ時にはエンジン回転数を高める制御も行います。フル加速時などは、エンジン回転数が上下動を繰り返しながら速度を高める制御も採用され、有段式ATを運転しているような感覚も味わえます。
モーター駆動のハイブリッドにとって、このようなエンジン回転数の上下動などは、運転を楽しませるための演出です。
エンジンを発電効率の優れた回転域で回すのに比べると、燃費効率は悪化しますが、ホンダは切れの良い変速感覚や運転の楽しさを重視しました。有段AT風の演出を大切に考えて、制御を洗練させてきました。
そして新型プレリュードは、e:HEVの特徴をさらに際立たせる新しい機能として、「ホンダS+シフト」を採用します。
このホンダS+シフト作動時には、ステアリングホイールに装着されたパドルスイッチにより、疑似的な変速操作を行えます。
ステアリングホイールの左側に装着された「-」印のパドルを手前に引くと、あたかもシフトダウンするようにエンジン回転数を高め、右側の「+」印を引くとシフトアップします。
あくまでも発電用エンジンの回転数を変えるだけですが、パドルを走行状態に応じて操作すると、有段ATに似た運転感覚が一層リアルに強まります。
新型プレリュードでは、Dレンジで走る時も、アクセル操作に対する反応が機敏になっています。例えばカーブを曲がり終わった後で加速する時の反応も鋭いです。
シビックに搭載されるe:HEVの運転感覚を、さらにスポーティにアレンジにしたのが、ホンダS+シフトを搭載するプレリュードのe:HEVといえるでしょう。
※ ※ ※
1978年から2001年にかけて販売された以前のプレリュードは、可変バルブタイミングリフト機構の「VTEC」や後輪を操舵する「4WS」まで、ホンダのさまざまな先進技術を使って運転の楽しいクーペに造り込んでいました。2025年に発売される新型プレリュードも、このコンセプトを受け継いでいるようです。
ホンダの関係者によると「新型プレリュードは装備を充実させるので、価格はおそらく500万円前後でしょう」とコメントしたほか、販売店は「新型プレリュードは、2025年の4月から6月頃に発売されます」と言います。
「東京オートサロン2025」では「プレリュード プロトタイプ」が公開される予定で、登場が待ち遠しい新型車のひとつとなっています。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
ボンネットが妊娠6カ月だな
こんな昔の車名で今さら出す意味が良く分からんし需要があるとは思えん
今や泥船の様な日産+金魚のフンの様な存在の三菱を吸収合併したとしても
到底トヨタの足元にも及ばず共倒れとなる未来が透けて見える