『1度は行ってみたい!』 大自然に包まれる屋久島! レクサス「RZ450e」で巡るラグジュアリー旅… 癒しのドライブで感じたモノとは
レクサスは日本名所を巡りながら「体験する/食べる/泊まる/ドライブする」を1パッケージにしたレクサス流・旅の提案「TOUCH JAPAN JOURNEY(タッチ・ジャパン・ジャーニー)」を展開しています。今回はそのなかで、「JOURNEY/02 屋久島 with RZ450e」を体験してきました。
世界自然遺産に登録される「屋久島」をレクサスのBEV「RZ450e」で巡る旅
トヨタのプレミアムブランド「レクサス」は1989年の創業以来、高級車の概念を変えるべく様々な挑戦を行なってきました。
もちろんクルマ屋である以上はハード(=クルマ)の進化は言うまでもありませんが、プレミアムブランドはそのハードを活かした“コト”も重要になってきます。
レクサスは古くから「アメージング in モーション」をスローガンに自動車領域に留まらない領域での活動もスタートさせていますが、その最新版となるのが「TOUCH JAPAN JOURNEY(タッチ・ジャパン・ジャーニー)」になります。
これを一言で説明すると、日本名所を巡りながら「体験する/食べる/泊まる/ドライブする」をひとつのパッケージにしたレクサス流・旅の提案となります。
そのメニューは地域特色を生かしたテーマが掲げられ、通年で開催されているものから期間限定や季節限定、更にレクサスオーナー限定など選択肢は多彩です。
そんな中、筆者(山本シンヤ)は「JOURNEY/02 屋久島 with RZ450e」を体験してきました。
このプランはその名の通り、世界自然遺産に登録される「屋久島」をレクサスのBEV「RZ450e」で巡る旅となります。
メニューは完全なオーダーメイドで、スケジュールや目的に合わせて自由に組むことが可能。更に現地では専属ガイドが付き、名所の案内のみならず旅の様々なサポートをしてくれる贅沢な体制です。
屋久島へのフライトは、鹿児島、大阪(伊丹)、福岡から1日14便が就航していますが屋久島空港の滑走路が1500mと短いためジェット機は離着陸できずプロペラ機のみとなります。
筆者は羽田から福岡経由で向かいましたが1時間10分で到着。
タラップから降りて徒歩でターミナルに向かうと、ガイドの大木信介さん(Sankara Hotel & Spaのアクティビティマネージャー)が出迎えてくれました。ここからレクサスRZ450eに乗って旅が始まります。
まずは大木さんの運転で島の外周を走る県道78号線を反時計回りに走ります。
屋久島はほぼ円形、真北を時計の12時と見立てると、自分がいる場所を時計の短針の位置に例えて表現できます。例えば、屋久島空港は“2時”の位置です。
移動距離が長くない「離島(屋久島は外周約130km)」と航続距離に制限がある「電気自動車」の相性の良さは筆者も理解していますが、屋久島はそれに加えて大きな強みを持っています。
それは島の電気のほとんど(99.6%)が水力発電で賄われている事です。BEVの話になると、「電気がどのように作られているか?」が議論になりますが、屋久島の電気は発電時にCO2を発生していないクリーンエネルギーのため、その電気を使ったBEVは本当の意味で「環境に優しいクルマ」と言えるのです。
なぜ、それが可能なのでしょうか。
それは屋久島ならではの“立地”です。
屋久島は火山活動ではなく海底で発生した花崗岩マグマが海底プレートを押し上げて隆起して生まれた島で、1936mの宮之浦岳をはじめとする1000m級の山が連なっています(山岳部は冬季に雪が降るほど寒い)。
加えて、屋久島は位置的に黒潮(暖流)の通り道にある事から、黒潮がぶち当たる→湿った温かい空気が雲をつくる→雲が島の中央に連なる山々にぶつかる→急激に冷やされ雨が降と言うわけです。
ちなみに屋久島にはガソリンスタンドが6件あるそうですが、住んでいる場所によっては10~20km走る必要があるので、自宅で充電できるBEVのほうが楽です。
更に信号が少ない上に渋滞も少ないので電費を悪化させる要因も他の地域と比べると少ないのも強みと言えるでしょう。
そんな話をしていると、10時の方向に位置する「永田いなか浜」に到着。屋久島では貴重な砂浜(奥岳から永田川の流れに乗って運ばれてくる風化花崗岩の白砂)で、黒潮に乗ってやってきたウミガメがこの砂浜に上陸して産卵を行なうと言います。
ここで生まれた子亀は再び黒潮の流れに乗り太平洋を横断してアメリカ西海岸沖→メキシコ沖で成長して、再び日本に帰ってくるそうです。
産卵・孵化のシーズン(5/1~8/31)は浜の立ち位置は禁止されていますが、それ以外のシーズンはOKです。
砂浜に座り、波音以外は聞こえない静寂さと時がゆっくり流れているかような穏やかな海を見ていると、「普段は何を急いでいるんだろう」と考えてしまいますが、そうも言っていられないので次の場所に移動します(汗)。
本来の予定では宿泊をするSankara Hotel & Spaに向かうはずでしたが、大木さんが「今日は天気がいいので、西部林道から見る夕日を是非見ていただきたい」と提案を受けました。
もちろん断る理由もないのでスケジュールを変更。このような柔軟な対応もTOUCH JAPAN JOURNEYのいい所です。
ここから筆者がステアリングを握ります。空港からここまでの道は片側1車線の対面通行でしたが、9時の方向に向かうと途端に道幅が狭くなります。
屋久島灯台入口から大川の滝までの約15kmの区間の道が世界自然遺産地域に含まれる「西部林道」で、海岸部から山頂部まで人の手が加わっていない照葉樹林帯の中を走ります。
右に左に連続するRのきついコーナーに加えて、舗装はされているも荒れて凸凹が多く端にはコケがびっしり(雨がたくさん降るのでよく育つ)。
おまけに道幅はクルマ1台分+αなので、すれ違いは困難と、普通の人だったら思わず躊躇してしまいそうな道です。例えるならば、日本のラリーのSSをより厳しくした感じかなと。
こんな道でもRZ450eはへっちゃらです。林道はかなりゆっくりペースで走らせましたが、常に滑らかな走りに加えて、速度コントロールも自由自在でストレスフリー。
パドルで回生ブレーキ力を最大にすればほぼ1ペダルでの走行も可能でした(完全停止はしないので注意)。コーナリングはRの厳しいコーナーでもスーッと曲がってくれるのは、前後モーターを活用した駆動力制御「DIRECT4」の効果も大きいはず。
静粛性の高さは普段は外の音が聞こえない事が嬉しさですが、ここでは窓を開けた時に自然界の音が耳に入る事が嬉しいです。カッコよく言えば、クルマにいながらも自然との共存が可能です。
ちなみに地域は野生のヤクシマサル、ヤクシカの生活区域で走行中に何度も出会いますが、クルマが接近しても逃げることもなければ威嚇することもなく、普段通りの生活をしています。
道のど真ん中でくつろいでいたり、食べ物の皮を黙々と剥いでいる姿を見ると「ちょっとどいてくれませんか?」と言いたくなるも、大木さんから「ここでは私たちが彼らの住処にお邪魔している状況なので、『通らせていただきます』と言う気持ちで邪魔せずに通りましょう」と。
こんな時、音も排ガスも出ないBEVは自然に対しても優しい事を改めて実感。
そして、大木さんお勧めの「瀬切展望所」付近で夕日を眺めます。真っ青な空をゆっくりとオレンジ色に染め、一日の終わりを告げます。
周りに何もないので海と夕日のコントラストが素晴らしく、時々刻々表情が変わる風景は、夕日が沈み切って暗くなるまで眺めてしまったほど。
ちなみに屋久島で夕日が一番綺麗に見える季節は雨が少ない&海水温が低い(=雲ができにくい)「冬」と聞き納得。
そして、今回の宿泊先となる「Sankara Hotel & Spaへ向かいます。
5時の方向の高台に位置するこの施設は、幹線道路から「本当にここでいいの?」と思うような細い道を抜けると突然現れます。
高級リゾートらしい手入れがシッカリ行なわれたに敷地内には、数多くのヴィラが点在。最上部にあるメインエントランスのバルコニーは海(太平洋)が一望でき、昼はプール(夏季)、夜は焚火(冬季)を囲んでゆっくり、のんびりとした時間を過ごすことが可能です。
筆者が泊まった部屋は「サンドラ・ヴィラ」と呼ばれる緑の中にある別荘のような広く居心地のいい静かな空間です。
ウッドを基調とした温かみのある室内に加えて、24時間ろ過循環式のお風呂は寝湯スペースも設けられており、出かけずに引きこもりたくなるほどの安らぎの空間です。
大木さんからは「せっかくなので、夕飯まではゆっくりくつろいでくださいね」と言われるも、筆者はパソコンをついつい開いて原稿書き&オンライン会議をしてしまい(笑)。ただ、こんな場所でワーケーションできたら仕事もいつもより捗るかも。
ディナーはメインエントランス2階にある「okas(オーカス)」で島の食材を用いたフレンチのフルコースをいただきます。
オープンキッチンで作られる料理は、味覚・嗅覚だけでなく、視覚(盛り付けに加えてシェフの技)、そして聴覚(シェフとの会話)でも楽しませてくれます。
ちなみに担当してくれたシェフは地元の方かと思いきや、「屋久島の食材に惹かれ、地元を離れてここに来ました」と。屋久島の海、里、山からの“恵み”はプロも魅了するそうです。
せっかくなので食事に合わせてお酒もペアリングをしていただきました。ワイン以外にも地元産の焼酎や地元で熟成されるウイスキーもお勧めと言うことで、最終日に見学に行く本坊酒造の屋久島で熟成されたウイスキー「MARS The Y.A」の#01~03を飲み比べながらマリアージュ。
とてもいい気持ちで初日を終え、ヴィラに戻るとすぐに眠りの世界に。
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