全長4.3mでも“最大7人”乗れる!250万円からの ホンダ「小型ミニバン」何が凄い? 「今年の1台」にフリードが選ばれた理由とは
「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」をホンダ「フリード」が受賞しました。そもそもフリードとはどのようなモデルなのでしょうか。
2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーをホンダ「フリード」が受賞! さらにホンダ「CR-V e:FCEV」が「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞!
2024年12月5日、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は「今年の1台」こと「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」をホンダ「フリード」が受賞したことを発表しました。
コンパクトミニバンとなるフリードとはどのようなモデルなのでしょうか。
2024年6月27日に発売された3代目となるフリード。
同社ミニバンラインナップのフリード/ステップワゴン/オデッセイにおいて、コンパクトなモデルとなります。
フリードは、居住性と使い勝手の良さを兼ね備えた「ちょうどいい」クルマとして、歴代モデルを通して幅広いユーザーに支持されてきました。
3代目となるフリードは、上質で洗練されたシンプルなデザインの「AIR(エアー)」と、力強く遊び心にあふれるデザインの「CROSSTAR(クロスター)」という2タイプを設定。
ボディサイズは全長4310mm×全幅1695mm-1720mm×全高1755mm-1780mm、ホイールベース2740mm。
エクステリアは、エアーがクリーンな造形や水平基調のベルトラインなどにより上質で洗練された印象を与えています。
対してクロスターは、ボディ下部に黒基調のガーニッシュを施し、アウトドアにも似合うタフな見た目となっています。
インテリアは、エアーに肌に触れるパーツに優しい触感の素材などを採用することで安心を感じられるような空間を表現。クロスターは、ブラックとカーキの2トーンカラーを採用することでアクティブさを表現しました。
またパッケージとしては、エアー、クロスターともに3列シート仕様を設定する他、クロスターには2列シート仕様も用意されています。
その他、1列目のシート形状を工夫することで、ウォークスルーのしやすさを向上させました。
また、荷室利用時などシートを跳ね上げて収納することも多い3列目シートは、座り心地の良さを維持しながらシートの軽量化と構造部の薄型化を行っています。
これにより、跳ね上げ時のシート固定位置を低く、より収納できるつくりとするなどして使い勝手がさらに良くなっています。
パワートレインは、1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載するガソリン車と、独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をを搭載したハイブリッド車を設定しました。
駆動方式は2WDと4WDを設定し、ガソリン車とハイブリッド車共に雪上走行や悪天候時においても安定したドライビングを提供する独自の「リアルタイムAWD」を設定しています。
なお価格は250万8000円から343万7500円です。
※ ※ ※
このような特徴があるフリードですが、前述の通り今年の1台を選ぶ「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
日本カー・オブ・ザ・イヤーは、決められた期間内に発表・発売されたモデルが対象となり、まず10台を選出。そしてその中から「イヤーカー」が選ばれます。
今回、フリードが受賞した理由について、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は次のように説明しています。
「5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。
ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。
ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド『e:HEV』を加えたことも大きな魅力のひとつ。
ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である」
そして受賞したフリードの開発責任者・安積悟氏は次のようにコメントしています。
「私たちは、これまでフリードが大切にしてきた価値をさらに磨き上げ、お客様の生活だけではなく、使う人の気持ちにも寄り添うクルマとなることを目指し、チーム一丸となって開発しました。
この想いが多くの皆様に受け入れられ、名誉ある日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたことを大変うれしく思います。ありがとうございました」
※ ※ ※
また今回、外部から充電可能なプラグイン機能を持つ燃料電池自動車のホンダ「CR-V e:FCEV」が「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
これに対して、CR-V e:FCEVの開発責任者・生駒浩一氏は次のようにコメントしています。
「FCEVとしての現時点での最適解として、水素を使うことなく日常使いができるプラグイン機能、手軽に電気を取り出せる給電機能、また使い勝手のよいSUVをベースにするなど、FCEVの新しい価値を提案したのがCR-V e:FCEVです。
GMと共同で進めたFCスタック開発の道のりは決して楽ではありませんでしたが、開発チーム一丸となり、性能が大幅に向上したFCスタックを作り上げることができました。
CR-V e:FCEVがこのような名誉ある賞をいただき、大変ありがたく、この喜びを開発チームと分かち合いたいと思います。
来るべき水素社会、またカーボンニュートラル社会の実現に向け、今後もホンダは挑戦を続けていきます」
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。